はじめに 先日、東京大学にて傷害事件が起こった。 犯人は進学校に通う高校二年生のようだ。 普段、私は人が起こした事件について何が原因であるとか考察することを酷く嫌う。自分がされても不快だし、聞く方も不快だからだ。そして何よりも本当のことは本人しかわからないことの方が多く、デマの温床となりうる。 しかし、今回は思い当たる節がある。というのも、彼の家庭はほんの少しだけ私の家庭と似ている。それは、兄弟の中に不登校児がいるということだ。 「普通」であることに安心する母