認知症はサンタクロースのプレゼントだった?
お世話になりありがとうございます。
Kaigo戦略クリエイター
小川利久(りきゅう)Rikyu Ogawaです。
東京はまだまだ暑い日が続いていますが
秋の風を感じる9月となりました。
お変わりございませんか?
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加齢をエイジング
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認知症Kaigoについて理解を深めるためには
認知症高齢者グループホーム(認知症対応型共同生活介護)が
個室9部屋で「9人」というグループが構成されている理由を知ることが重要です。
この人数設定には、認知症Kaigoの核心が隠されています。
まず、なぜ「9人」なのか、という疑問がありますよね。
そして、特別養護老人ホームでは基本的にユニットが10人になっています。
ここには重要な違いがあります。
認知症高齢者グループホームにおける9人のユニットというのは、家族の単位に近づけるという考えから生まれました。
実はこの考え方はスウェーデンのサービスハウスから取り入れられ
日本独自にアレンジされたものです。
スウェーデンでは、6人や8人という家族の単位でケアが提供されていましたが
日本では9人という単位が選ばれました。
今では本家スウェーデンにおいてはサービスハウスという施設種別が無くなったと聞いて久しいです。
しかし、制度名称が変わったとしても、認知症ケアは深化しています。
日本では1997年から試行され、2000年の介護保険制度に組み込まれていきました。
まだ「認知症」が「痴呆」と言われていた時代です。
ちなみに2004年のクリスマスイブに厚生労働省に設置された委員会において「痴呆」を「認知症」という呼称へあらためるという決定がなされたそうです。
認知症になっても差別を受けずに幸せに暮らすことができるような社会を目指す!
まさに、超高齢社会に向かう日本に対するサンタクロースからのプレゼントだったのかもしれません。
この認知症高齢者グループホーム9人という設定が
家族のような生活を保ちながらKaigoサービスを提供するために最適だと考えられています。
つまり、認知症Kaigoにおいては「9人」という単位が
家族のような温かさを保ちながら個別Kaigoを提供するための鍵となっているのです。
ぜひ、家族単位ということを考えてみてください。
個別Kaigo
家族単位のKaigo
そして、Kaigoは地域単へ
状況に応じながら使い分けをしながら深化してきた高齢者のための支援策については様々なあゆみがあります。
現在の制度だけをみていても課題解決できない場面がたくさんあります。
その時には、ぜひ日本のKaigoの歩みを振り返ってみてください。
必ず、答えを見つけることができます。
気になる方は以下をご視聴いただければ幸いです。
【YouTube】
【統合する介護】認知症高齢者グループホームはなぜ9人か?
私の周囲ではタイの高齢社会、中国のシルバー経済に関するご縁が広がっています。
徐々にですが、チームを編成しています。
それらに対応するためにも日本の歩みを振り返っています。
アジア諸国の高齢社会の変化に興味がある方はお問い合わせをください。
きっと、未来が変わります。
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