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1989年から起きたkaigoの変化と私

ウエル・エイジング・ライブ0413
西岡佐余子さんのインアタビューを受け
そのリフレクションをまとめてみました。

1989年/介護の仕事の始まり


日本は急速な高齢社会への移行と共に、介護保険制度の発展において大きな転換点を迎えています。1989年から2000年にかけての期間は、この制度がどのように誕生し、どのように進化してきたのかを理解する上で非常に重要です。今日、私たちが目の当たりにしている介護風景は、その時代の努力と多大な貢献の賜物であると言えるでしょう。

私は1989年、勤務していた住宅メーカーの中で「高齢者向け住宅」という新規事業部署へ異動になったことがきっかけでした。
高齢社会へ貢献するなどの大きなビジョンを持ってスタートを切ったわけではありません。
しかし、社会の変化の中、新しい仕事へワクワクしたことを覚えています。
介護の情報が少ない時代だったこともあり、たくさんの方と出会う機会を得て、自ら学んで行かなければならない時代でもあったのです。

2000年/介護保険制度の誕生


1989年から2000年の間に、日本は介護保険制度の創設に向けて大きな一歩を踏み出しました。この時期には、高齢化社会への対応策として、国家レベルでの介護サービス提供体系の確立が求められていました。介護保険制度の誕生は、そうした社会的ニーズに応える形で実現したものです。

施設の進化:グループホームからユニットケア型特養へ



介護施設の企画と運営においては、グループホームやユニットケア型特別養護老人ホームのような新しい形態が導入されました。これらの進化は、個々の高齢者に対するより細やかなケアの提供を可能にし、彼らの生活の質を高めることを目指していました。

介護とエイジングに対する認識の変化


この時代を通じて、介護やエイジングに対する社会全体の認識にも変化が見られました。高齢者を支えることの重要性が再認識され、介護サービスの質の向上が求められるようになったのです。また、高齢者自身もまた、自立した生活を営むことの重要性が強調されるようになりました。

介護保険制度の影響とその先へ


介護保険制度の発展は、単に介護サービスを提供する体系を整備しただけではありません。それは、高齢者が社会の中でどのように生きるべきか、どのような支援が必要かという基本的な問いに対する答えを模索する過程でもありました。

高齢者に与える住環境の重要性



住環境の質は、高齢者の生命力に大きく影響します。介護施設の設計においては、キッチンの高さやお風呂の広さなど、日常生活の細部にわたる配慮が求められるようになりました。これは、高齢者一人ひとりのニーズに応じた環境を整えることの重要性を示しています。

専門家と政策の貢献


介護保険制度の構築と施設の進化には、多くの専門家や政策立案者の努力がありました。彼らの貢献は、現代の介護風景を形成する上で不可欠であり、その過程での学びや経験は、今後の課題に対する貴重な資産となっています。

持続可能な介護システムへの挑戦


今後、日本の介護保険制度はさらに多くの課題に直面するでしょう。持続可能な介護システムを構築するためには、技術の革新やサービス提供方法の改革が求められます。また、高齢者と社会全体が共に成長し、支え合うための新たなモデルの創出も必要とされています。

結論


介護保険制度の発展とそれに伴う介護風景の変化は、長生きの時代における日本の挑戦と成果を象徴しています。この経験から学ぶことは多く、それは今後の課題に取り組む上での貴重な指針となります。私たちは、高齢者が尊厳を持って、安心して生活できる社会を目指して、さらなる努力を重ねていく必要があります。



ウエル・エイジング・ライブ0413

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