街と子供と三ツ星カラーズ

この記事はアルの「アルベントカレンダー」3日目です。三ツ星カラーズのコマをふんだんに使ってブログを書いていきます。(なお、記事内のすべてのコマは出版社様・著作者様からの許可をいただいた上、webサービス「アル」内で投稿されたものになります。詳しくはこちら)

遅ればせながら、以前から気になっていた三ツ星カラーズのマンガとアニメを今年になって全視聴しました。これ、やばいっすね。
アニメの最終話、ビール飲みながら号泣してました。

子供キャラ中心のコメディ作品ということで、よつばとや苺ましまろ等と比較されがちな本作ですが、明確に別物だと声を大にして言いたい。

何が三ツ星カラーズを三ツ星カラーズたらしめるのか

僕が思う三ツ星カラーズの良さはズバリ "街" です。
街の平和を守るため活躍(?)する女子小学生3人組「カラーズ」を、上野という街とそこに住む人々が温かく包み込む風景こそがこの作品の魅力です。

基本的に3人は絵に描いたような無邪気なワルガキです。

いちごを酔っぱらいに売りつけてお小遣いを稼ごうとする3人

そして売れる

就活がうまく行かず落ち込む青年には花吹雪のサービスをする可愛らしい一面も。(なおこの後彼の全財産である500円はきっちりせしめました)
このなんとも憎めない小悪魔なところが上野の人々を惹き付けるのでしょう。

ハロウィンの日には公園をゾンビだらけにする計画を実行。

この紙を見た人はゾンビになりました この紙を誰かに渡して公園をゾンビだらけにしろ

律儀にゾンビになってくれる大人たちが優しすぎる

そしてゾンビを増やして何をしたかったのかというと…

大人たちからお菓子を大量ゲット。
この場に居合わせたら「あぁ、そういうことね!頭いい〜」とニコニコ顔で手持ちのお菓子を全部突っ込んでしまうでしょう。

カラーズと仲良し!準レギュラーの大人たち

モブキャラだけでなく、日常的にカラーズと関わる準レギュラーの大人たちも最高なので紹介します。

まずはカラーズの活躍に欠かせない存在の筆頭、街の雑貨屋の親父。

カラーズが楽しめるような謎解きを用意したり、雑貨屋で仕入れたアイテムをくれたりします。100点満点な近所のおじさん。街でカラーズを一番可愛がってるのはこの人。

バナナを食べさせられてからお金を請求される親父 もう一房買ってくれる懐の深さ…

勝手に動画の編集係にされてた親父 それでもやってくれるんだ…優しすぎる…

カラーズにあげようと用意しておいたトランシーバー。お金を払うと言われてビックリしてしまう親父。「タダでいいよ」と言うのではなく、子どもたちの心意気を汲んでしっかり1500円受け取ってくれるのも粋でいい大人。

続いては街の警察官、斎藤。

いつもカラーズに絡まれ、大体ロクな目にあいません。

親父からの扱いも雑。

全力でぶつかってくるカラーズに全力で大人気なく返すのは斎藤だけ。
ある意味付き合いがいい。

そんな斎藤、なんだかんだいってカラーズのことが好きです。手のかかる子ほど可愛く見えるものですよね。

上野公園のド真ん中でお昼寝するカラーズを「静かなだけいつもよりマシ」と放置する斎藤(警察としてどうなのかとかは知らない)

僕は7巻の発売日に明け方一人で酒を飲みながらここを読んで泣いちゃいました。カラーズの飼い猫のエサは斎藤が買ってあげてたんですよ?こんな幸せな世界ある?

おわりに

いかがだったでしょうか。
三ツ星カラーズという作品の持つ温かい空気感が少しでも伝われば幸いです。
気になった方はアニメから入るのもオススメです。ニコニコで1話無料です。

https://www.nicovideo.jp/watch/so32563176

OPがめちゃめちゃに良くて、僕はこれを聴くだけで泣きます。

色々御託を並べましたが、結論何が言いたいかと言うと

乱筆乱文失礼しました。ではこれにて。


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