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期待とか,失望とか

君に掛けた期待とか,失望とか,そんなものはとうに忘れている。いつしか,同じだけ,君も私に対して思っているのではないかと,それこそ淡い期待や,そうでもないだろう,勝手な失望を繰り返す。

そのまま何も変わることはなく,運命のまま縋るだけで,それに安堵している。なぜ,明日に対峙せず,昨日を捨てないのか。そんな,窮屈すぎる心から,正気も狂気も捨て去って,脈略のない会話をしている。

大抵,今の私では手を伸ばしても,許されることも,見つけられることもない。

このまま変化を続けて,世界は周り,命の刻むんだろうか。夢で夢見た,夢は,夢でしか実現できず,その話は現生では誰も把握しきれない。遠くで光る星でもつ誰かの悲しみまでを補足している。

必ず,今の私では手を伸ばしても,賞賛されることも,逃げ出せるわけもない。


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