灰色な空とビビットな水面と
そこにあった水平線はいつしか曖昧になって、それぞれで補完したり、相乗したりしなくなる。一切を同化した空と水、海と陸。堂々たる空と、移りゆく水。きっとどちらも強靭なものだったんだろうと思う。
多面に、曖昧に、対峙し得ない事柄の連続。それを整列させたり、時には表象したり、時には投げやってみた。どうも居心地が悪い。ミラージュ?なんだろうか。
いつまでも数センチ先を探しているようで、幾重にも存在が流体していた。いつしかあの日に置いてきてしまった歴史が、そこには永遠と存在している。
円環に存在していて、たまには溶け出して、何かを叫びたくなるものなの、きっとね
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