幼少期の外遊びの経験は学童期にどう影響するのか?!/小児はり☆
はじまり
皆さま、小さい頃は何をして遊びましたか?
遊び方は様々で、子どもがおかれている環境に大きく左右されます。何が良い悪いということではなく、環境が子どもを育てると言っても良いのではないでしょうか。
家庭、生活習慣、保育園や幼稚園、多くの環境の中での体験や経験が子どもを成長させていきます。
「遊び」は成長を考えた時に、大きなウエイトを占める要因であると、自分自身の体験からも実感します。
環境と言えば、子ども達の安全という面があります。「外で遊ばせると言っても最近物騒だから・・・」と、外遊びに消極的な保護者もおいでかと思います。この状況も、それぞれ居住される地域の環境で違うのかもしれません。
ちなみに警察庁によると、13歳以下の子どもが被害者となった刑法犯の認知件数(被害件数)は、平成23年の1年間で 29,784件あったのが、令和2年には8,788件となりました。細かく内訳をみると増減があるのですが、警察や地域の皆様の取り組みのお陰で減少しているそうです。
プロローグが少し長くなってしまいましたが、今回は、幼少期の遊びの経験が学童期にどう影響を与えるのかということを、一つの調査を見ながら考えていきたいと思います。
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