見出し画像

引きこもりで中卒だった私が就職した方法


 私は、中学卒業後から19歳まで家に引きこもっていました。中学校で大学進学を目指して猛勉強していた私は挫折を経験し、なぜ勉強しないといけないのか?なぜこの先も働かないといけないのか?と強く疑問に思いました。きっと多くの学生が同じことを考えているのではないでしょうか。実際、大人もその問いに答えられません。
試しに聞いたら「勉強は大人になった時に役立つ」「世の中を便利にしてきた」「大人になるために教養として必要」などの答えが返ってくるかもしれませんね。
これらは、半分正解であるだけで核心をついている訳ではありません。
納得できないあなたのために、勉強を諦めた私がどうなっているか身をもって経験したことを綴っていきます。
説教をする本でもなく、学ぶことの素晴らしさを説くわけでもないので、どうか気を楽にして読み進めていってくださいね。

なぜ、高校に行かなかったか

正確に言うと、私は高校に入学しましたが1ヶ月で行かなくなりました。理由は、精神的なストレスで体調を崩してしまったからです。中学時代に勉強と部活を頑張っても結果が思うように出せず、志望する高校にも行けませんでした。俗に言う燃え尽き症候群に近い状態でした。

引きこもる

翌年、私が16歳の時に皆が行くような全日制の高校は退学しました。実際に行ったのは1ヶ月でも1年間は高校に籍がありました。

ただ、空白を作りたくないということで4月から通信制高校に入学しました。試験は面接のみで簡単に入れます。通信制高校は月に3回だけ学校に行きます。初めは真面目に通っていましたが、通信制高校に通う自分に劣等感を抱いていました。そのせいもあって、だんだんと通信制高校にも行かなくなり、家にいることが多くなりました。

初めての車

気がついたら、私は19歳を迎えていました。その私を見て母親は「運転免許をとりに行かない?」と言いました。

私は大の車好きです。幼い頃にトミカで遊んでいたり、自動車ディーラーに連れて行ったりしてもらったことが、すごく嬉しかったことを覚えています。

「でも、お金かかるしなぁ。」

と、私が言うと、

「大丈夫!、車好きでしょ?」

と、母親は言いました。

半ば強引に教習所に行くことになって、私は運転免許を取得しました。

「じゃあ、次は車買っちゃうか?!」

という母親のノリで初めての車を手にします。

その車はマニュアルで4WDのジムニー、それも古い!

久しぶりの緊張感と楽しさで興奮したことを今でも覚えています。いきなり、国道に出て、慣れないマニュアルで渋滞にひっかかりました笑

そのジムニーを買ってから前向きな気持ちになっていきます。

中古車販売店でアルバイト

車を買ったからには、相応の維持費を払わなければいけません。両親の承諾を得て中古車販売店でアルバイトを始めました。

そこは、在庫をたくさん抱えていて比較的大きな店舗でした。自分で調べて、洗車の仕事があるかなと思って面接に行ったら、なぜか営業アシスタントでの採用が決まりました笑

主に中古車の写真を撮ってネットにアップしたり、お掃除したり雑用をこなして充実した日々を過ごせました。

高校卒業していなかった!

その生活を1年した時に、私の中で正社員を目指したい気持ちが芽生えます。

でも、私は高校を卒業しておらず、中古車販売店で働き続けるには知識も少ないことを感じていました。


自動車整備学校に入学!

どうしたら、車も詳しくなって今よりも良くなれるか考えた結果、

自動車整備学校に入学しました。

そこでいい仲間と会えて、自動車の知識を身につけていきました。


就職どうしよう

自動車整備学校は2年制で、すぐに卒業のことを考えなければなりません。

同時に就職も。

元々、自動車整備を志していたわけでもないので、自動車販売店の営業として就職活動を行いました。人事の方には、いろいろあって前向きになれなかったことがあったことも伝えて正直に話しました。これが意外と受け入れてもらえて驚きつつ、内定をいただきました。

結局、1人の人間としてどうであるか見られたのかなと思います。自分が思っていたよりも世間は優しく悲観することはなかったのかな?

ですので、自分独りよがりの思考は危険であることを皆さんにお伝えしたいです。

これを読んでくれた人に少しでも力になれたら幸いです!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?