見出し画像

情報屋の話【弾薬】

「弾薬について知りたいのか」
「弾薬……か」
「聞いたことがある。こいつを訪ねろ」
「弾薬について聞きたいならコイツだ」
「ついてこい。弾薬に詳しいヤツがいる」

「ほう、弾薬について聞きたいのか。情報料は……ツケにしておいてやる。このご時世だからな」

弾薬は……装弾数は、火器の発動回数を設定する。そして、発動した回数だけ消費される。

分かりやすく言い換えよう。これは「攻撃してもいい数」だ。攻撃してほしいか、し続けて欲しいか。それだけさ

例えば、ゲームでスキルを設定する際、使用回数を決めるときもあるだろう。あれに悩むことはあるか? 悩むときもあるが……大抵は最大まで発動できるようにする。他の場合は、戦術に応じて決める

じゃあ、グレムリンの火器に装弾する弾薬は、どう決める? 同じだ。例えば、20発も込めれば、その戦闘中、弾切れの心配はないだろう。弾薬は大きく消耗するかもしれないが、その前に戦闘は終わる。20発も弾を叩き込まれて生きている敵は少ないからな

逆に、1発しか込めない時もある。それは大抵、弾薬が減らない時の設定だ。主兵装に装備した格闘・電子・粒子属性の火器は、弾薬が減らない。減らないのなら、1発込めるだけでいい

0発。ありうる。火器についた攻撃以外の効果を利用したいときだ。弾薬を消費せずに、効果だけタダ乗りできる

2発から10発とか、15発とか、そういう中途半端な数は、ほぼ使わない。中途半端に攻撃して中途半端に攻撃を止める理由は、あまりないからだ。連動型が連動を使い切って補充も望めないとき、弾薬が火の車でそれしか込められないとき、くらいだ。だから、考えなくていい

どうだ、装弾数について、分かってきたか? 気にするのは、20発か、1発か、0発だ。3択。装備枠次第では2択。20発込めて攻撃するか、0発で効果だけ使うかだ

0発にするときも、条件は限られている。要は、その火器で攻撃しなくても別な方法で敵を撃滅できる確信があるとき。弾の無駄だから込めない。それでも勝てるから、だ

最初の50発。どう使うか。一つのプランを提示しよう。主兵装の格闘・電子・粒子属性火器に1発。副兵装に20発。背部兵装に20発。それだけでも、特に不都合はない。弾はいつでも取り出せるからな

オット! もうすぐ1000字だ。悩むことはない。引き金を引くのに、弾薬は気にするな。それが、20発という数だ。幸運を祈る。じゃあな

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?