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人生にストーリーを 〜センスメイキング理論〜

おはようございます。りくです。

いまホテルの29F、静かな一室にいます。
まだ薄暗い渋谷の空を眺めて、noteを書いてます。

昨日から”ひとり合宿”を開催しており
読書とリラックスに時間をたっぷり注いでます。
たまにはこんな休日もいいですよね。

さて、今日のテーマはというと。

最近のわたしですが
社会人大学院受験に向けて日々
経営学の勉強をしています。

『世界標準の経営理論』 入山 章栄

で、経営学ってめっちゃおもしろい。
経営理論って生き方のヒントの宝庫だな。
経営って人生のマネジメントそのものだな。

そんな学びが多いものですから
今日は経営理論から着想した話を。

「センスメイキング理論」という経営理論があります。
(センス=意味 That makes sense!のセンスです)

この理論の主張を端的にいうと

「今の時代は”確からしさ”より”ストーリー”である!」

ということかと捉えています。

なので今日は

「合理的に考えてなかなか動けない」
「感覚で生きてるけど不安になってきた」
「じぶんのライフスタイルに自信が持てない」

そんな方のヒントになればと。

ではいきましょう!

1."正確性"より"納得性"の時代

『ある時、ハンガリー軍の偵察部隊がアルプス山脈の雪山で、大吹雪に見舞われ遭難しました。彼らはなすすべ無く、テントの中で怯えていました。その時偶然にも、隊員の1人がポケットから地図を見つけました。これで帰れるはずだ!と彼らは下山を決意。テントを飛び出し、雪山を進んでいく。地図を片手に、大まかの方向性を見極めながら。そしてついに下山に成功。到着先で迎えた上官が彼らの地図を見て、驚きました。その地図はアルプス山脈の地図ではなく、ピレネー山脈の地図だった!』

このエピソード、どう思いますか?

客観的に見れば
違う山の地図で下山できるはずがないですよね。

しかし
ピレネーの地図をアルプスの地図と思い込むことで
「これで助かる!」と意味づけ(センスメイク)することで
実際に下山に成功したのです。

これは
危機的状況・不確実な状況であればあるほど
正確さよりもストーリーへの納得性が
組織への強い力を生み出す
ということを示唆しています。

"正確性" < "納得性"だというのです。
おもしろくないですか?

the concept of sensemaking suggests that plausibility rather than accuracy is the ongoing standard that guides leaning(Weick et al., 2005 p419)
ーセンスメイキングのコンセプトによれば、正確性よりも、納得性の方が組織に学習を促す継続的な指針になる。

2.人生にストーリーを

これは経営理論の話だったのですが
人生もそうだなと思いました。

仕事も、生活も、どんどん環境が変わりますよね。
私も波に流れそうになって、不安になることがあります。

不確実性が高いからこそ、自分の意図を持って、
どちらにいくか、そんな羅針盤が必要だなと感じます。
そして、それをもとに進みながら学び続けようと誓うのです。

これって
センスメイキング理論そのものだなと。

「この仕事なら年収いくら」
「結婚したら生活費・養育費いくら」

正確性があればあるほど良いのか?

それよりも

「私はこんな人生を送りたい」
「こんなふうに過ごして、こんな自分を目指したい」

そっちの方が強いエネルギーになる気がしませんか?

その自分のストーリーにどれだけ納得、腹落ちしてるか。

自分の人生を”メイクセンス”するのは自分しかいない!

だから
人生にストーリーを。

そしてそれを
学び続ける羅針盤にしよう。

3.わたしのライフストーリー

わたしはじぶんの人生を
どのように"メイクセンス"しているか?

実は今年の夏、一週間かけて
ストーリーをひねり出しました。

わたしは自分のパーパス(存在意義)を
ー”らしく”生きて、変えていく。
そう定義しました。

どういうことか?

わたしは幼少期
親になんでも自由にやらせてもらいました。

レゴ、トーマス、トトロ、ゾロリ、ポケモン、
遊戯王、三国志、Final Fantasy、算数…
次から次へと好きなものに夢中でした。

青年期も、学校だけでは刺激が足りませんでした。
こども国会、交換留学、生徒会長、バンド、ESS…
就活しながら関東学生英語会連盟の会長をやったり。

そんな自由奔放なわたしに対して
いつも必ず足を引っ張る誰かさんがいました。
財布を盗まれたり、いやがらせを受けたり…

でも、わたし自身も、小学生のころ
意図せず友人を傷つけてしまった辛い経験があります。
当時の先生が叱ってくれて、気づくことができました。

「意図して人を傷つけることは絶対にしない」
「意図せずとも傷つけることがあると知って行動しよう」

だからわたしは他人を攻撃するひとを見たとき
「過去のわたしと同じようにきっとなにかに気づいてない」
そう考えます。

そしてそうやって他人の可能性を阻むものにわたしは
なにより憤りを感じることが多いのです。

だから、わたしの目指したい世界は

「だれもが”らしく”生きられる世界」

なのだろうなと確信しています。
だから、自分のライフスタイルに
"納得感"を持って生きています。

仕事も、本づくりも、フォトグラファー活動も、このnoteも、

そんな世界に近づく一歩にしていきたいものです。

そんなライフストーリーを描きながら。

日光が窓から注ぎだした29F
空が明けてきた渋谷
明治神宮の杜と国立競技場
古きも新しきも
過去も未来も
すべての意味づけは自分次第

それではよい一日を!
Hava a nice day!!

りく

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