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ロシアリクガメのふるさと:イラン【リクガメのふるさと道の駅】

「ロシアリクガメ」と聞いて、
「ロシアに住んでいるリクガメなのかな?」と思うかもしれません。

ロシアリクガメは、
ロシアリクガメ、
・ホルスフィールドリクガメ、
・ヨツユビリクガメ
と、
様々な名前をもつリクガメさんです。

「ヨツユビリクガメ」という名前は、
前足も後ろ足も爪が4本なのが特徴だからだそうです。
また、自然界にいるときは深い穴を掘って夏眠や冬眠をするため、
甲羅が平らで土にもぐりやすい形をしているとのこと。

「ロシアリクガメ」おかきチャンネルさん宅の「よもぎ」さんです。

幅広い地域で生息しており、アフガニスタン・パキスタン等の中東地域から、中央・東アジアにも住んでいるそうです。

首びよーんと伸ばしている姿を見られると、
「リラックスしてるのかな?」と自分もほっこりします。

ロシアリクガメは、チチュウカイリクガメ属の仲間です。

このメロンパンのような、白と黒・こげ茶のかわいらしい模様と、
まんまるなフォルムに、メロメロになる人続出のリクガメです。

ごばんを求めてきょろきょろ!

今回は、そんなロシアリクガメのふるさとの一つである、
「イラン」について、ご紹介したいと思います。

かつて「世界の半分」と言わしめた都市をもつ国「イラン」


「イラン」と聞いて、どんなイメージがあるでしょうか?

「あまり馴染みがない」「中東の国」「危なそう」という、
正直あまりイメージを持てないことが多いかもしれません。

モスクと呼ばれるイスラム教の礼拝堂

イランは、日本の約4.4倍もの大きさを持つ、西アジア地域に広い国土をもつ国です。
(日本から飛行機で14-16時間、たいていが中東地域のドバイやカタールで乗り換えます)

大きい国土から、西にトルコやイラク、東側はアフガニスタンやパキスタン、など、合わせて7カ国と国境を接する国です。
北はカスピ海、南はペルシャ湾に面します。

地図でみると、とっても大きく感じるイラン

「ペルシャ」と聞くと、もう少し親近感がわくかもしれません。

「ペルシャ」と名のつくものの中で、まず連想されるのが「ペルシャ絨毯」「ペルシャ猫」などですが、ペルシャ絨毯は紀元前7世紀頃にはイランの主要産業として確立し、中東一帯の宮廷で装飾品として珍重されていたそうです。

ペルシャ絨毯の山

また、ペルシャ語も世界各地に伝わり、パラダイス(paradise)、シャーベット(sherbet)、キャラバン(caravan)、市場(bazar)などもペルシャ語からきた言葉だそうです。

モスク近くのバザール(市場)

世界史が好きな人(私もその一人)からすると、
イランはとても歴史深い、ロマンに溢れる国の一つだと思います。
イランは、約2500年も前に、古代オリエント世界を統一する大帝国を築いたアケメネス朝ペルシャ発祥の地です。
その後もササン朝ペルシャ時代など、長く栄華を極めています。

うつくしいモスクの中。


「イスファハーンは世界の半分」という言葉を聴いたことがあるかもしれません。
これは、サファヴィー朝の全盛期を築いたアッバース1世によって、
サファヴィー朝の都として栄えたイスファハーンという都市のことです。
シルクロードを経由して、当時の日本とのつながりも生まれました。

夜のイスファハーン、イマーム広場

イランの気候

「中東地域だと、砂漠…?」など、
正直、気候のイメージが持ちにくい「イラン」
ロシアリクガメのふるさとはどんな気候なのかについて、見ていきましょう。

起伏に富み国土も広いイランの気候は、場所により大きく異なる。
イランには、はっきりとした四季がある
一般的に春と秋はイラン全土に共通する、暑くも寒くもない旅行に適した季節。
ペルシア湾沿岸は夏は40℃を越えるほどの暑さだが、冬は過ごしやすい。西部の高原地帯やカスピ海沿岸は夏は過ごしやすいが、冬は雪が降ることも。

地球の歩き方「イランの気候」https://www.arukikata.co.jp/weather/IR/

日本の4倍以上の国土を持つ国なので、もちろん場所によってかなり気候が異なります。
一例として首都のテヘランを見てみると、夏暑く、冬寒く、四季がはっきりしており、
東京と比べると、降水量が少なめということがわかります。

イランにまつわる私のおすすめ:イラン料理屋さん「ボルボルレストラン」

イランのごはんは、癖がなく辛くもなく、とても美味しかったなあと記憶に残っていました。

そこで!はじめて都内のイランレストランに行ってみました。
JR高円寺駅北口から徒歩2分のペルシャ料理レストランです。

お店のドアを開けると、異国情緒あふれる雰囲気の素敵な内装でした。

現地でも大好きだったビーフ&ラムのミンチ肉串焼きをいただきました。
まんなかのごはんとの相性もよくて、おいしかったです!

キャバーブ・クビデ(Kabab Kubide)
サービスで、お茶とデーツもいただきました。

ごはんは一番身近に楽しく現地とつながれる方法だと思っているので、
気になった方はぜひ訪れて、イランの雰囲気を感じてみてください。

おすすめリクガメ動画

おかきチャンネルさんというYouTubeチャンネルでは、
ロシアリクガメのわらびさん、よもぎさんの2匹の様子や成長過程を見ることができます。
この動画では、ばくばくごはんを食べる様子や、
1年間でどれだけ大きくなったかといった様子がわかります。

もう少し詳しくイランについて紹介した、エッセイ味の強い記事はこちら。

ということで、今日はロシアリクガメ×イランの紹介でした!
また次の国でお会いしましょう!

リクガメのごはん屋さん

今回のモデルさん:おかきチャンネルさん宅のよもぎさん

参考文献
外務省「イラン・イスラム共和国 基礎データ」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/iran/data.html

外務省「わかる!国際情勢 イラン」https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol51/index.html

レストランボルボル https://bolbol.jp/

小家山仁「カメの気持ちと飼い方がわかる本」(2017)主婦の友社

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