食べ物ファースト

「年を取ったので、脂っこいものが食べられなくなった」、或いは「あっさりしたもので、量もそれほど取らなくて良い」等という意見をよく聞く。

お年寄りあるあるなのだけど、近年どうもそうじゃないのではないか、という説を見聞きするようになった。むしろ、健康を維持するためには、ある程度は脂を含むものも取るべきだし、あっさりしたものだけだと栄養が偏り、カロリーも不足するというのだ。

そういう話を聞くと、食べるべきものを食べないから老化が進む、という考え方もあり得るな、と思う。

実際、無理なダイエットをしている女性の肌は、若くても張りがなくなり、結果として老けて見える、と言われる。それに、脳で必要なカロリーが不足すると、認知症の原因にもなるとされる。

私見だけど、加齢に伴う不具合が出てきたのは結果であり、加齢そのものを原因とすべきではないと考えた方が良いと思う。つまり、もちろん食べ物だけが老化の原因ではないものの、それでも食べるにあたっては健康に良いとされるもの、身体を維持するのに必要な栄養素は、意識的に食べ物として取ることで、結果である老後の不具合の出方が変わると考えるのだ。

不老不死は望んでも得られないけれど、同年齢なのにかなりの差がついて同年齢に見えない事例は多々ある。食べ物は、その大きな要因を占めると考えている。

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