初盆①

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さて……

亡父は、早春のまだ寒さが残る頃に世を去った。そして、5ヶ月が過ぎた頃、初のお盆を迎えることになった。

枕経から始まったお寺とのお付き合いは、通夜・葬儀・告別式・初七日までの3日間を毎日お勤め頂く等、かなり密な状態となった。その後、ひと月半を経て四十九日法要が行われ、その後更に3ヶ月半をおいて初盆に至った。

初盆については既に四十九日法要後のお話の最後に、「もし初盆を行われるようであれば、お盆の時期はかなり混むので、早めに、そしてできれば時期もお盆期間より少し前に日程を決めて連絡願いたい」旨のお話がご住職からあった。

なお、当家の法要は、この時までは基本的に同じご住職であった。よくよく話をするうちに私や姉と同じ中学校の先輩後輩であることもわかり、少しホッとしたりもしていた。

土地登記関係の手続が一段落した頃に姉と相談して、初盆の日の候補をいくつか決めた。ここで、もし誰かを呼ぶことにしたら更にそのための調整を要するのだが、初七日の時に「今後の法要は近い者だけで実施したい」と告げており、あえて声をかけなかったことから、その調整はしないで済んだ。

お寺に電話を掛けると、たまたま第一希望の日が取れたのでそれでお願いした。その際に「うちの宗派では、野菜と串で動物を作らなくてもよいですよ。特に用意頂くものはありません」と言われてホッとしたことを覚えている。

ということで、タイトルの上の写真のものは、作らずに済んだ。

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