統一地方選後半よりも衆参補選が目立っている件について
寒い朝に体が慣れてきています。ついこの前までの夏日は何だったのかといぶかしく思います。
さて、……。
つぶやき系で行こうと思ったのだけど、今日は統一地方選の後半が終わったこともあり、そちらを取り上げることにした。ただ、どちらかというとテレビニュースの扱いは同時に実施された衆参の補欠選挙の方が大きい。
これについては、昨今の働き方改革の影響もあるのだろうけれど、地方の選挙では開票を日曜日の晩には実施せず、翌日の月曜日(つまり今日)に実施するところが増えた結果、先に開票が進められている衆参補選に注目が集まったとも言える。
国政の方は、自民党の根強さと維新の会の伸長を感じる結果となった。立民は存在感を示すことができず、このままだとかなり先ゆきが危ういと感じた。
特に衆院千葉5区の補選は、野党が大同団結できていれば自民党候補に競り勝てた可能性が高いと思われる。それができなかったことを真摯に反省しなければならない。
そもそも政治とは、民意を反映してその実現を目指すこと。理想論だと笑われても、私はそれが原点だと思っている。
そのためには駆け引きだけではなく互譲と粘り強い議論も必要なはず。どの野党も俺が私がと譲らなかった結果、取れた可能性の高い議席を与党に献上してしまった。この点は単に反省するに止まらず、もしかしたら自分達は政治家に向いていないのではないか、くらいの自己批判も必要だろう。
比較的数が多いだけで盟主気取りでいい気になっている立民は、ますます存在感が薄くなってきている。政権批判だけでは有権者の心に響かないことがより明白になったと思う。
自民も、立民より思想・主張が近い維新が議席を取ったからまだ良いや、等と楽観視していると、この先維新に選挙区を蚕食されていくかも知れない。小選挙区制度であることを踏まえると、旗は倒れ出すとバタバタと地に倒伏してしまう。オールオアナッシングの制度であることを忘れてはならない。
日本を取り巻く環境は、昨今更に厳しい。昔ほどJAPANマネーの威力がなくなってきていることを踏まえ、日本の持てるおもてなしのソフト面と技術力を組み合わせた新たなプラットフォームづくりを目指す等、やれることはまだたくさんある。
子どもにお金をかける場合、そのお金は必ずすぐに市場に回る。景気の下支え要因になり得ることを視野に実効性の低い制限・制約をかけないようにすべきだと考えるし、企業の値上げを生活に直撃とマイナスに捉えるのではなく、下支えして庶民の支出を増やしてインフレで帳尻を合わせるくらいの発想を持っても良いはず。
昔の住宅ローンはそれにより目減りしたのだから、それもアリだと思う。
いい子でいるだけの時代は過ぎた。昨今の政治情勢を見ると、ふとそう感じてしまう。
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