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前向き駐車で気付いたこと

今日は朝から曇っていました。 少し雨がパラついて慌てて洗濯物を取り込んだらそれほど長く降らずに止んだので、改めて干し直す手間が掛かることもありました。どうせ降るなら勢いよく、でも短期間で済ませて欲しいものです。

さて、……。

最近の駐車場は、前向き駐車を求められることが多い。車を運転されない方に解説しておくと、前向き駐車とは、主に隣接地との境界の区画に駐車する際に車の前部を境界に向けて駐車すること。

これが求められるのは、境界に対してバックで駐車して欲しくないという駐車場設置者の気持ちが込められている。というのは、バックでの駐車は、隣接地に向けて排気ガスを放出することになり、臭いに対する苦情が持ち込まれるからである。

店舗営業の継続において、近隣と仲良くやっていきたいのは当然のこと。前向き駐車によって、少なくとも大小様々生じ得る隣近所との軋轢の一つを減らすことができる。

とはいえ、実際に駐車する側の来店客にとって、前向き駐車はバック駐車よりも難易度が高い。少なくとも私はそう思っている。

その理由は、微調整が難しいから。両隣との幅が広ければよいが、普通の幅で前向きに入ると、区画内に入りかけてからでは左右に寄せにくい。前輪だけが左右に動いても、後輪がそれについていける程の距離は残っていない。

これは車の構造上仕方がない。実際に曲がりこみながら感覚で当たりを付けつつ左右のちょうど良いところに「後輪まで」持っていくのは、一度では無理なことも少なくない。

自分の車がラインと平行になった時点での左右差を、その後で調整できる幅はかなり狭い。

加えて、入る以上にもっとキツいのは車を出す時。真っ直ぐバックして車の前部まで区画から出せるなら問題ないのだけど、そんな余裕のある駐車場は首都圏では珍しい。大抵は、下がりながら左右いずれかにハンドルを切って出なければならない。

でも、最初から思いっきりハンドルを切るとは左右いずれかに停まっている他の車にぶつけてしまう。だから、ハンドルを半回し〜1回しの間で慎重に下がり、自車の前部が隣の車に近付き過ぎないよう前後を見ながら後退する必要がある。

これ、結構高度な運転テクニックだと言えるのではないか。特に若葉マークの人には難易度が高い。また若葉マークでなくても、出すのに四苦八苦している車をたまに見かける。

ただ、前向き駐車もそう長くは続かない可能性があると思っている。というのは、今は排気ガスの問題があるから前向き駐車を求められているのであって、EVや水素自動車であれば、そもそも排気ガスの問題は生じないと気付いたから。

もちろん、まだ燃料移行の過渡期だから直ちに解決することはないだろうとは理解する。また店舗側も車の燃料毎に前向き駐車をお願いするのは別の軋轢を生むから要求しにくいだろうとも思う。

それでも、ある程度時が経てば自動車燃料のパラダイムシフトが起こることはあり得る。そうなることを期待して、運転技術が人並みな私は一人でワクテカしている。

お読み頂き、ありがとうございました。

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