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売れない分析③

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さて……

妻からの指摘はごもっとも。それでも手続をキッチリやったことは、悪くはないと思う。この点については妻も否定はしなかった。

「遺産をどう分けるかを遺族でしっかり話し合って、後でもめないために遺産分割協議書に纏めることだけは、やった方が良いのでしょうけどね」

それでも、「べき」と「である」は違う。

「でも、田舎だとまだまだ長男が全部継ぐ、というところは多いわよ。皆がそんなもんだと思っていると、一堂に会して話し合うこともないのよね」

「結局、内輪の話合いの議事録で、それを役所に提出することはないだろうと思っちゃうと、作るのにはかなり気合いが要るわね。結局、ナアナアになっちゃうケースも多いんじゃない?」

「孫や子にツケが回るのを防ぐ」という当方の思いも、既にツケが回った状態が頻発し、所有者不明の土地面積が九州全土よりも広くなっている事実の前には霞む。

しかし現状の法律的には、赤信号どころか黄信号程度なので、渡る人(≓放置する人)は多いのだ。

これらの事情を頭に思い浮かべたものの、手続をキチンとする側に立った者として、リアルの生活の中で起こるできごととの絡み合いを書き表したことには、意味があると信じたい。

昔のテレビ番組「どっちの料理ショー」の、最後のコーナーにあった「負けシェフの晩餐」のようであるが。

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