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遠隔介護における退院時の面倒ごとを披瀝する

小雨が降ったりやんだりの1日でした。きれいな秋晴れには程遠いですね。

さて、……

先月記載したとおり母は転倒・骨折したために入院していたが、無事に手術を終え、この週末で退院できることになった。

まだ緊急事態宣言が継続しており、今回は退院の迎えも老人ホームのスタッフにお願いした。入院費用は請求書が届き次第支払うということで病院にも了承頂いた。

と言うとすごくスムーズに話が決まったように思われるのだけど、そうではない。老人ホーム側は慣れているものの、病院側は退院時に家族が来るのは当然というスタンスだったので、その話し合いが結構面倒であった。

新型コロナウイルス対策としての人流制限については病院もご存知のはずなのだけど、退院時にそれについて触れられることはなかった。病院側は、入院費用の支払いに加え、入院以降に母が受けたケアに対する確認書や退院手続書類への署名や捺印が大切なのだろう。

その必要性は理解するものの、その為に数万円と数時間をかけた家族の往復移動に掛かる負担を当然とするべきではないと思う。

特に入院費用の支払いについては健康保険証も提示し、かつ老人ホームの存在も知っているはず。そうであれば、取りっぱぐれの恐れがあるかのごとく身構える必要もあるまい、と残念に感じた。

そもそも、家族による確認書等への署名・捺印について考えてみると、病院でのさまざまな措置に対する家族の同意の根拠って何だろう? と思う。家族であっても、本人の生命身体に関わり同意・不同意をする権利はないはず。法的な根拠があるなら、是非知りたい。

ぶっちゃけ、後々家族から訴えられないための儀式でしかない気がする。この同意は、仮に成年後見人であってもできないことではなかろうか?

お金の支払いについても、家族は民法上の事務管理で支払っているに過ぎない。速やかな支払いには同意するが、請求書のメール送付という当方の提案は拒否され、代わりにFAX送信ができないか? と逆提案された。

新型コロナウイルス感染症の陽性者の集計でFAXを未だに使っていると保健所の後進性が指摘されているが、病院でもそうなんだ……と絶句した。もうわが家ではFAXを持っていないので、丁重にお断りしたけれど。

幸い私がネット銀行の口座を持っており、請求書を受領次第支払うことで合意できたけれど、モヤッとした気持ちは払拭できていない。

それでも、一つ懸案が解決したのは喜ばしいこと。前向きに受け止めたい。

お読み頂き、ありがとうございました。

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