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未来を思い描く際には、既存デバイス前提の思い込みから抜け出そう

今日はほとんど日が差さず、気温も低めでしたね。明日の雨予報のせいか、今日買い出しに行ったスーパーはかなり混んでいました。

さて、……

自分が新入社員の頃にはよく使われていた「職場のOA化」という言葉。今はDXに置き換わった感がある。もっとも当時は、各課にワープロ(専用機)が数台配備されていただけで、記帳は手書きが普通だった。

PCは98シリーズが職場全体で数台ほど。全てスタンドアローンであった。データは5インチのフロッピィに保存する……等と言ったら、若い人からは真面目に「この人の言っていることの意味が分からない」と思われるだろう。

インターネットで多くのデバイスがつながりデータの共有や情報のやり取りが加速、更にこのつながりによって新しいビジネスが生まれる時代。この流れをいち早く読み切った者は、巨万の富を得ることとなった。

できれば自分もそうなりたいと考える人もいると思う。でも、人と同じ発想では、人に先んじることはできない。このネット社会が今後どうなるか? について、想像し見通す能力が問われることとなる。

これ、意外と若い人でも目の前のものから離れた想像は難しいようだ。10年後の社会予想で「何でもスマホでできるようになる」と言ってしまうのは、既存概念に染まっていることに気付かねばならない。

というのは、10年後にスマホがあるかを考えれば分かる。今ある5~6インチの画面のやや重いデバイスがそのまま残るかを考えると、かなり疑問符が付く。多分、別のものに置き換わっているだろう。ではどのようなものに?

これを楽しんで考えられるかによって、未来を制する可能性が変わってくるような気がする。換言すれば「目端が利く」ということになる。

例えば「操作は腕時計のようなウエアラブル端末で行い、新しい通信方式で繋がれた画面は紙のような薄型ディスプレイ。その大きさもニーズによりカスタマイズできる」とか、更に「脳に直接作用して画像や音声を脳内に投影・伝達できる」とか。

そういうものが実用化しているかも知れないと想像するだけでも楽しいが、これをベースに製品化を目指すとなると、この想像を確信し、かつ人に先んじて投資する決断、更に具体化するスケジューリングが必要。

資金を確保し、イメージを理解できる技術者を獲得し、協業させるリーダーシップも求められる。

それを乗り越えた者だけが利益を獲得し、更には時代の寵児にも成れると考えている。

それを本当にやってみるかは、個人の能力と覚悟次第。「便所の落書き」と揶揄された巨大掲示板を構築した方は、その事業から手を引いた後もネットでご活躍しているのは事実。

お読み頂き、ありがとうございました。

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