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ダンゴムシの生態を知ることは精神衛生に悪影響を与える

電車、思った程は混みませんでした。でも、それも今日までですよね。

さて、……

この先、基本的に潔癖症の人にはとても受け入れられない内容となる。従って、自己責任で読み進めて頂きたい。

猫(と勝手に推測)が、わが家の庭の小砂利をなぜか気に入って猫砂の代わりに利用し始めたことがある。つまり、勝手にトイレ認定したのである。

朝、出勤のために外に出ると、微妙に「薫る」。ワンコのようにその臭いをたどっていくと、「ブツ」が小砂利の上に鎮座していた。最初は一日だけかと思っていたが、たいそうお気に召したようでロックオンされてしまった。

当然放置はできない。燃えるゴミの日に涙を浮かべて割り箸でブツを処理しようと持ち上げた。すると、見慣れた生物がブツに貼り付いていることに気付いた。そう、タイトルに記載したダンゴムシである。それも何匹かいる。

一瞬、猫はダンゴムシも食べるのかと思ったが違った。ダンゴムシは生きている。猫が食べて消化管を通過したのであれば、当然生きてはいない。

つまり、猫のブツはダンゴムシのエサ、言い換えるとダンゴムシは猫のブツを目指して自らたかってきたのである。正直なところ、50年以上生きてきたけれど、ダンゴムシが猫の排泄物を食べるとは知らなかった。

フンコロガシという昆虫もいることだし、虫にとっては排泄物がごちそうになるのも自然の摂理であろう。それはやむを得ないし是非を論じる対象でもなかろう。

ただ、我々は子どもの頃からダンゴムシについて「触ると丸くなるよね」と言いつつ、半分それをオモチャにして楽しんだことがあったと思う。つまり、あなたがつまんで丸くなるのを楽しんだダンゴムシは清潔か? という大問題に気付かされるのだ。

猫のブツを堪能したダンゴムシは、特に体を洗ったりすることもあるまい。平然とそのまま次の行動に移るだろう。この推測から考えると、我々はかなりヤバイ生き物を指で触っていたことになる。

このようなことを今になって知らされても困るとは思いつつ、ブツは始末した。その後、猫が嫌う臭いを発する砂や、トゲトゲシートを敷くことで、猫は来なくなった。めでたしめでたしである。

お読み頂き、ありがとうございました。

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