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もしかして、これもネイティブ?

最近の若者達について、デジタルネイティブという表現がなされることがある。つまり、生まれた時からデジタルデバイスが当たり前にあり、幼少の頃から使い慣れた世代として認識されているということである。

ネイティブは、元々はその土地の人を意味する。それを発展させて、生まれた頃からその環境にいる人も表すようになった。英語教育でネイティブと言えば、英語を母国語とする人である。

このような切り口で今の世相を見た時に、コロナ禍の長期化により今の幼稚園児達は、いずれマスクネイティブと表現されることもあり得るのでは? と思い至った。

実際彼らは、物心ついた頃からマスク着用が当たり前となった世代である。自分達がしていなくても、マスクをつけた大人が常に視界に入っている。

だから、マスクをするのが当たり前だと刷り込まれた世代が、今まさに生まれかけていると捉えることもできよう。これは、結構大きなエポックメイキングとなるできごとかも知れない。

今後ワクチンの接種が進めば、一時的にはノーマスクOKになる時が訪れるだろう。そうなれば、大慶この上ない。

しかし、これまでもSARS、MERSそしてエボラ出血熱等、数年おきに新しい感染症が現れてきた。だから、またいつ新たな感染症が流行するかも分からない。

元々、冬はインフルエンザの季節であった。しかし、今冬は我々が新型コロナウイルス対策を徹底した結果、その思わぬ怪我の功名でインフルエンザウイルス感染者が激減した。

このことを素直に評価すれば、我々のウイルス感染対策は決して誤ってはいないことが分かる。その一方で、今後もマスクを外せる期間はそう長くはないかも知れないことも、透けて見える気がする。

我々の日常生活でも、マスク着用が新たな習慣として定着していくだろう。もしかしたら、マスクが下着並みに着用が当たり前とされる時代がすぐ近くに来ているかも知れない。

その時には、最近あまり聞かなくなったノーマスク運動家達による活動も、過去の遺物的に語られるようになるだろう。世は常に変転していくことを実感する。

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