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相続税の申告⑧(相談するのも納税者の権利)

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さて……

相続税申告にあたり、気になっていること・確認したいことがあるなら、様式への記入に取り掛かる前に最寄りの税務署への問合せをお勧めする。税務署には問合せ窓口もある。納税者として、遠慮することはないと思う。

ここは、敢えて面の皮を厚くして良い。電話での相談なら匿名でも可能なのだから。

ただ、同様に考えて面の皮を厚くした人は少なくないらしく(失礼)、掛けた電話がすぐに繋がるのはマレである。だから、ちょっと職場の昼休みに問合せてみるかという試みは、無謀と言っても良いだろう。

問合せ内容も事前に準備が必要。キチンと紙に書き出すのはもちろん、想定される答があるなら、それを踏まえて更に浮かぶ疑問も合わせて尋ねるくらいの姿勢を持つべきだと思う。

そして、可能であればやりとりを録音した方が良い。これは、何も回答を晒してネットで責め立てよう等という悪意からではなく、単に聞き逃しを防止するためである。

どういう人が電話相談の担当となるのかはわからないが、彼らの回答能力は極めて高い。言い間違いやつなぎ言葉、或いは言い換えがなく、立て板に水のごとくスーッと回答されてしまう。そうなると、質問する側の集中力が弱いと聞き逃してしまうし、回答をメモ書きしている時間が取れないのだ。

私も面の顔を厚くして何回か電話で問合せたが、別の担当者が電話に出ても同様の対応だったので、税務署職員恐るべし、と思っている。

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