実家の維持⑨(当然プロは無料じゃない)

前回の記事に記載した、成年後見制度推進機関の方からの回答内容。これを総合的に理解するなら、当方の目論見である「私が母の成年後見人に選任されるだけ」との審判結果を得られる確率はかなり低そうだ。恐らく、成年後見監督人がつく確率が高い。

しかも、私が確実に成年後見人に選任される保証はない。その審判結果には、申立人のコントロールが全く及ばない。

私より近くに住む姉はもちろん、見ず知らずの「士業」の人等が選ばれる可能性もある。でも、そうなったからといってその審判結果を拒否できない。まして、取り消して最初からなかったことにもできない。

そして当たり前であるが、士業の人等も無料では引き受けてくれない。その活動の対価として、然るべき報酬を支払う必要が生じる。

東京の場合、現状で成年後見人の報酬は2万円/月が目安で、成年後見監督人の報酬はもちろん幅があるものの、若干それより安い程度とのこと。

但し、これはルーチン業務だけの場合である。姉と私が考えている家の売却等の手続きを行う場合は、別途報酬の支払いが必要になるらしい。

なお、ここが見落とされやすいポイントだと私が考える点として、無事に家の売却が終了したとしても、成年後見制度の後見は終了しない。成年後見人も成年後見監督人もそのまま継続する、つまり報酬の支払も続くことになる。

このことは、成年後見制度の利用に二の足を踏ませるのに十分だと考える。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。