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電車の運転見合わせからの振る舞いこそが真価が問われる

今日は、社用によりとある地方の町に宿泊している。事業所で一通り話を聞き、宿にチェックインしたところですごい雨が降ってきた。移動中に降られなかったのは不幸中の幸いである。日頃の行いのよさだと自画自賛👏している。

さて、……。

朝に書いた山手線の運転見合わせは、9:00前には再開した。冷静に山手線の形状を考えると池袋〜田端間、大崎〜品川間以外は並行して走るJR線があるにはある。但し、埼京線・りんかい線・湘南新宿ラインはその全ての駅に停車するわけではないので、あるからと言ってそちらに回れない人もいただろう。

もちろん、地下鉄やバスという選択肢もある。しかし、キャパの問題は残る。更に、皆がニュースを見て早めに動こうとすると、これらの選択肢も必要以上に混んでしまうことになる。

どうすれば良いのか? と怒られそうだけど、このような場合は焦る気持ちを抑えて余裕を持つところから始めるべきだと思う。しかしながらこれは、会社の多くの人が多少の遅れをやむなしとして許容してくれないと成り立たない。

私の場合、冒頭に述べた通り出張だった。幸い山手線は使わないルートだったけど、やはり電車はいつもより混んでいたし、それによる遅れはあった。

自分の出発時間がラッシュのピークからズレていたため影響は軽微だったのだけど、私の行く先は1時間に一本しか電車が停まらない駅ということもあり、乗り換え駅に着くまでは緊張した。

こういう時にすぐに沸点に達する人が現れるが、そろそろ学んでほしいと思う。電車は遅れるもの、時に止まるものくらいの気持ちを持っていた方が自身の心の平穏にも役立つからだ。しかし、そうじゃない人が結構いる。

その結果、たかが数分遅れただけで乗務員が「本日は到着が遅れ、申し訳ありません」と謝ることになるのだけど、それはやりすぎな気がする。

ポケットの中にはビスケットだけでなく心の余裕も入れておきたいもの。前にも書いたが、怒れば電車が早く走るわけでも動き出すわけでもないのだから、今ある与条件の中でよりマシな選択をできるよう冷静さを保って行動する方が間違いなくよい結果をもたらす。

自分ができることとして、予定通りに着かないことを前提に訪問先に一報を入れて謝る、迂回ルートを探す、場合によってはリスケすることもアリだろう。今回はたまたま運転再開に昼までかかると言っていたのが9:00前に動き出したけど、更に遅れる可能性もあることを念頭に動く方がよいと思う。

武士は相身互いという言葉もある。普通の人であればそのような事情は許してくれる。もしそれが通じない相手であれば、今後の付き合い方を見直してもよいだろう。私はそう思う。

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