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捏造についてつれづれなるままに思ったこと

今日は仙台に出張しています。年度末の棚卸しです。本当は私の担当ではなかったのですが、急遽代役ということで。

さて、……。

年度末というのは、いろいろなことが起こりそれに柔軟に対応していくことが必要になる。これはすごく大切なことである。

「存続できるものはもっとも強い種でも、もっとも賢い種でもない……それは変化にいちばんよく適応する種である」という言葉。生き残る極意を説いたこの言葉は、よくチャールズ・ダーウィンのものとされることが多い。

しかしながら、この認識は誤っている。これはルイジアナ州立大学のマーケティング教授レオン・メギンソンの言葉だという。なぜダーウィンの言葉だとされたのかは不明だけど、何となくその方が受け入れられやすいと考えた人がいたのだろう。

この手の話は結構ある。「中国の俚諺に曰く」というのは多分そういうことにして自分の主張を世に受け入れさせたい人の捏造の場合が多い。

確かに莫大な人口を要する広大な中国であれば、もしかしたらそういうことを言った人がいたかも知れず、証明のしようがない。更に、何となく長い歴史の重み、箔付けを加えるという点でタチが悪い。

もう一つありがちな捏造パターンは歴史を遡ってしまうこと。ある程度の時代以降は断片的にであっても史料が残っている。だからあまり大嘘はつけない。ついたところでバレてしまう。

そこで、そのもっと前の時代に「こんなことがあった」と主張するのである。その頃になると史料もないので言ったもの勝ちになってしまう。こうなると、反証が難しくなる。

世の中には、虚偽の箔付けや個人の思い込みによる捏造は意外に行われている。この点をよくよく意識しないと、気が付いたら自分もガセネタを信じていた、ということになりかねない。

こんなのに比べたら、すごく頭の良い人達が残していたはずの議事録で捏造ということは起こりにくいはずなのだけど、何でこんなところで国会で時間をかけなければならないのかが分からない。

ただ、議事録の電子ファイルの最終更新日がいつだったのかは多少興味がある。議事録の日付と大差ないか、つい最近なのかである。それによって信頼度が変わると思うのだけど、いかがだろうか。

お読み頂き、ありがとうございました。

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