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相続税の申告⑰(税務署にホスピタリティを求めても…)

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さて……

自力で見つけられなかった資産を税務署側で把握されたなら、或いは私の申告ミスが発覚したなら、相続税額も増えて追徴されることとなる。でもそれは、やむを得ないことと達観した。

もっとも、少し俯瞰して考えれば、わが家の相続税申告は相続税控除額をギリギリ上回ったことに起因する。従って、そもそもの納税額が低い。

今の申告額を多少上回って追徴されたとしても、もっと言えばそれに過少申告加算税が上乗せされたとしても、プロの税理士に手続を依頼する費用との見合いで考えれば、まだ安く済むと見積もった(もちろん、この見積もりはわが家の場合で、資産家の方の場合はその限りではない)。

当方の出方を沈黙を保って見守る税務署員の前で、私はそのようなことを数分程考えていた。そして、持参した申告書類を提出することにした。肩の力がフーッと抜けた。

申告書類を提出し、その控に収受印を捺してもらう。それが済むと、税務署員からほとんど何も記載されていない納付書を、予備も含めて4部受け取った。姉と私の分である(母は配偶者控除があるため、納税はない)。

私は、税務署が申告に基づき自動車税のように納付金額を印刷した納付書を後日改めて送ってくると思っていたが、違った。納付書に自ら手書きで金額を記入し、近所の金融機関で納付するのだという。

しかも、記入例すら渡してももらえなかった。最後まで、ホスピタリティの感じられない対応だったと思っている。

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