老人ホームは上手に活用

遠隔地の実家で一人暮らしをしていた親が、何かのきっかけでその生活を継続できなくなる。
……いつかは訪れること。

自宅に引き取るという選択肢もあるけれど、
・部屋に余裕がない、
・親の友人知己が誰もいなくなる、
・介護体制を組み上げなければならない、
・具体的に誰が介護をするのか、
等などを考えると、二の足を踏むことになる。

介護離職も頭を掠めるが、後の生活を考えると厳しい。結局、老人ホームにお願いしてサービスは金で買うという選択に、落ち着く場合が多い。

施設の形態も複数あり、払える金額などもまちまちである。ゆえに、善し悪しを単純に言うことはできない。それでも、今実際に利用していてありがたいと思うのは、お金の請求だけではなく、何かあるとすぐに連絡がくるということ。

もちろん、その対応は面倒ではある。ある意味、お任せはできないということでもある。ただ、独断であれこれ決められてしまうのに比べれば、後悔は少なくなる。

そして、我が家の場合、その情報を基に姉と相談することもあり、家族間のコミュニケーションが以前よりも増えている、という思わぬ副産物もある。

介護を抱え込むのではなく、使えるものは使って対応することが、一番ストレスが少なく、長続きすると考えている。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。