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某芸能事務所の元代表による性加害について思うこと

朝夕の暑さは幾分マシになったと思います。でも、昼間はやはり暑いですねえ。相変わらずクラクラしそうな暑さの中で、仕事できていることに感謝しています。職場はエアコンが効いていますし。勤労感謝の日は夏でも良いかも知れません。

さて、……。

本件について、何のことだかはあなたも知っていることと思う。それを前提に以下を記述する。

その事務所が設置した再発防止特別チームが、29日に調査報告書を公表した。その中で元代表による性加害を認めただけでなく、マスコミに対しても「報道機関として極めて不自然な対応をしてきた」と指摘している。

このことについて、第三者として極めて妥当だと私は判断している。

私のような一般人が、芸能界の深奥をつぶさに知ることはできない。でも、この性加害の噂はうっすらと耳にしたことはあった。ただ、噂レベルでどこまで本当なのかが分からなかった。

実際、捜査機関もどの報道機関もこの件について取り上げることはなかったので、余り深く受け止めることもなかったというのが正直なところである。

従って、被害を受けた方の訴えを見聞きしたこともなかった。でも、元代表が亡くなって声を上げた方々の訴える内容を聞けば聞くほど、その凄惨さに胸つぶれる思いがするし、まともに受け留めなかった自分の無定見に忸怩たる思いを抱いてしまう。

何と言っても被害者は数百人以上と想定され、かつその中にはまだ義務教育を終えていない者が複数いたのである。

もし、これが女の子であったらどうか。私見であるが、世間はもっと俊敏に反応したと思われる。そうであるならば、男の子でも許されないのは当然のことだろう。

然るに、ネットの声を見ると「辞めた人が何を今更」みたいな声が複数出ていて驚く。おそらくその事務所に所属しているタレント推しの人の気持ちであることはわかるが、ことは性加害である。このことについて直視できない人がいることに心底驚いてしまう。

この事務所はいわゆるイケメンタレントを多数抱えていたこともあり、その機嫌を損ねると番組への出演依頼も蹴られる可能性があった。だからマスコミも対応が及び腰になってしまったのではないかと思われる。しかし、本件に対する各テレビ局のコメントは紋切り型に終始しており、すっと腑に入ってこない。

人としての道を誤ったのに、それで被害を受けた人がいたのに、そのことに意を払わない人、また「ごめんなさい」のひとことが言えない組織を、私は信用できない。人としての感性が違い過ぎる。

お読み頂き、ありがとうございました。

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