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【やや尾籠】和式トイレで気付いたこと
今日は晴れて気温が上がる予報が出ていました。でも、気温はそれほど上がりませんでしたね。秋めいてきた、という表現がぴったりくる季節になりました。
さて、……。
実は、先日やむを得ず入ったトイレが全個室和式だった。令和の時代にこのような施設がまだあったのかと驚いた。
もしかして、あなたは和式トイレというものを見たことがないだろうか。
Googleで「和式トイレ」を検索すれば、タイトルバックのような写真が出てくる。他の形も含めてご確認願いたい。昔、学校で見たことがある方が多いと思うが、もしかしたら私立の学校では全部洋式で「何それ?」という方もおられるかと憶測。
トイレトレーニングで使ったオマルのようなものという表現を一瞬思いついたけれど、あれの形は和式トイレっぽいけど床面より高いところで座れるようになっているので、やはり形が違う。
……というようなことが頭の中を駆け巡ったが、話を戻す。全個室和式という状況に遭遇した私は、最初は絶句した。でも使った経験はあるので、意を決してチャレンジすることにした。久しぶりだったのでちょっと新鮮な気持ちになりつつも、やはりそれなりに体力は消耗した。
その理由は、第一に足がピタッと二つ折りになる点。正座のように体重が掛かるため、長くその姿勢を取ることができない。痺れるまでには至らないものの、やはり血流が悪くなる。
昔のヤンキー系の人たちは、常にこの姿勢でたむろしていた。ある意味ですごかったのだなと感心した。
第二に、膝にもかなりの負荷が掛かる。立ち上がると膝のところがモヤッとした感覚に包まれる。膝を痛めている人には、やはり不向きな姿勢だと感じる。
一方で、太ももで腹を押す形になるので、「排出」には適した姿勢であることにも気付いた。昔には意識すらしなかったが、「ああ、なるほど」と個室内で納得していた(笑)。
但し、当然のことながら洗浄水が出る機能はない。そのため拭く回数はいつもより増える。一度だけの利用ならともかく、昔のように毎日使えと言われたら、摩擦の面でもちょっときついように感じた。
温故知新という言葉がある。トイレといえども一度昔のものに触れてみると、改めて今のウオシュレット付き洋式トイレのありがたみをより強く感じることができた。
それにしても、我が人生で和式トイレを使うことがあと何回あるのだろう? 手を洗いながら、そんなことを考えた。
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