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【尾籠注意】病院で 食事の後の 阿鼻叫喚

遠隔介護中の母が、ちょっとした病で入院することとなった。そのお見舞いに行った際に、こぼしていたこと。

神妙な面持ちで母はポツポツと語る。
「病院ってね、食事の時間がビシッと決まっているのよ。そうすると、同じ部屋の人が一斉にご飯を食べることになるでしょ? すると、「その次」のタイミングも重なるのよ」。

そういう発想は、私にはなかった。驚いた顔を見て、母は続けた。
「私みたいに歩ける人は良いけど、そうじゃない人は、トイレに連れて行ってもらわなければならないでしょ? でも、みんな一遍には無理じゃない?
それで、我慢しきれない人も出てくるの」。

そうだよなあ……。共感しかない。
「いくら何でも、これはないなあって思うのよ。人間としてちゃんと取り扱われていないんじゃないかって考えちゃう。人としての尊厳が傷つくように感じるわ。見ている私も辛いし」。

この話を聞いて、トイレって大事だなと改めて思った次第。人の尊厳がかかっていることを、初めて知った。

しかし、病院のマンパワーには限りもあることから対応改善も難しかろう。本件は単純だが深い問題のように思う。

お食事中に本記事を目にされた方には、深くお詫び申し上げる。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。