家族仲の良し悪しは、相続手続に決定的に影響する
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円滑な相続に、家族仲の良さは欠かせない。もちろん、ベタベタに仲良しである必要はない。
しかし、相続人の各々が自己の考えを他の相続人に伝え、それについて話し合える程度の関係がないならば、相続手続に取り掛かることも覚束なくなる。
残念ながら、小さい頃から不仲な兄弟というのも現実にはいるし、親子といえども考え方に隔たりがあることは珍しくない。
徹底的に争うことを期して、相続人がそれぞれ弁護士や税理士を選任して話し合いの場に連れてくるような例もあるらしい。もっとも、それはそれでプロの経験からくる落とし所が見えやすく、解決に繋がりやすくはなる。
もっとも、このやり方はプロに報酬を払っても得られるものが大きい場合に限られる。ぶっちゃけ、裕福じゃないと実のある相続争いもできないのである。
しかし、遺産の金額が少ないから相続争いが起こらないかというと、そんなことはない。むしろ少額だから争うということもあると聞く。
泣く泣くも 良い方を取る 形見分け
と川柳にも詠まれるように、自分がより得をしたいと考えるのは、古今東西金額の大小を問わずあること。
まだ、相続が先のことだと思われるなら、家族仲を少しでも改善する方向にエネルギーを使うべきだと考える。それも立派な相続対策となるからである。
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