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相続税の申告②(自力でできるのは能力よりも運)

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さて…… 

相続税申告まで、全ての手続を私は自力でできた。でも、誰もができるとは思わない。

自分の能力を誇るつもりはない。能力の問題ではないからだ。遺産の種類と物理的な形状にも左右される、言わば「運」が大きな要素である。

例えば、土地がほぼ真四角なら良いのだけど、変形地のこともある。傾斜地にあれば、評価額も変わる。境界測量が必要になれば、プロに依頼するしかない。

国税庁の「相続税の申告のしかた」を読んで、「土地及び土地の上に存する権利の評価についての調整率表」を用いて計算するにしても、更に普通と異なる条件が加わると、「本当にこれで良いのか?」を確かめにくくなる。

美術品・骨董品は、大抵はガラクタ(失礼)。でも、その確認には鑑定が必要となる。設置している家財も、厳格にやるには設置・購入時期を把握して、減価償却した価値を種類毎に計算しなければならない。

わが家の場合、新しめの家電系は親が保証書にレシートを貼ってしっかり残しており、購入時期が分かったので、やりやすかった。その他家財はどれも軽く20年は経過、ほぼ償却済だと割り切れたが、もし計算するとなれば手間が大きかっただろう。

そういう面倒なことを自分でやりたくない、仮に頑張って面倒なことを自力でやっても信頼度が低いと考えた場合は、プロに頼むのが良いと思う。

保険のように、安心を金で買うという発想もあるのだし。

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