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相続税の申告⑱(納付完了)

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さて……

収受印の捺された相続税申告様式の控えと、ほぼ白紙に近い納付書4部を受取った私は、税務署を出た。そして実家に立ち寄って母に状況を報告後、東京の自宅に戻った。

取り敢えず姉に納付書2部を郵送したが、私自身納付書の書き方が分からない。結局、それはネットで検索して探し当てた。サイトの例示と同様に記入し、引き出した現金と共に銀行の窓口で無事に納付を済ませた。

なおそこは、かつて亡父の相続届を提出した支店であった。納付はどの銀行からでも良いのだが、何となく最後を締めくくるのにふさわしい気がしたので、そこを選んだ。

納付書の控えをスマホで写真に撮って姉にメールで送付、姉も、それを基に早速納付を済ませ、これにより辻家の相続税申告手続は取り敢えず完了した。「取り敢えず」というのは、税務調査の可能性があるからである。

ぶっちゃけ、税理士に依頼せず私のように自力で行った申告は、調査対象となる可能性が高いらしい。

武田信玄は、自分の死に臨み「3年の間、我死したるを隠せ」と遺言したそうだが、税務調査は相続税の申告期限から原則5年間は実施可能性があり、今はまだその渦中にある。

なお、辻家は死亡の日から数えて7ヶ月余りで申告・納付を行った。それは、10ヶ月の期限に鑑みれば相当余裕があった。

ただそれも、もし親子兄弟で争いがあれば、この約3ヶ月のアドバンテージもあっという間に吹き飛んでいただろう。改めて、家族仲の良さは大事だと思う。

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