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広い意味で子や孫を育てる制度があると良いのに、と思う
アブラナ科の野菜は多い。ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、ハクサイ、ルッコラ、等など。それらを育てていると、モンシロチョウがやってきてバトルを繰り広げることになります。
さて、……
今の世の中、子を持つのはかなりの覚悟が必要になる。理性と知恵があればあるほど、子を持つことに慎重になってしまう。
その理由は簡単である。子を持てば、経済的な負担が間違いなく増える。費用の増は確実である。一方で給与は上がる保証がない。加えて子ども手当は支給要件が厳しくなるし、扶養控除は減る方向に進んでいる。収入の増は不確実である。
この状況を冷静に考えれば、いくら政府が少子化を問題視して小手先の対策を打っても、簡単に乗ってはもらえないだろう。スルーされるのがオチである。笛吹けど踊らずとなるのもやむを得ない。
論より証拠。少子化は全く改善していない。日本の人口減は確実な情勢である。ただ、そんなことを指摘しただけでは一時の憂さ晴らしに終わってしまう。何の効果も期待できない。
少なくとも、未就学児・児童・生徒・学生達が健やかに生活でき、将来に夢を持てる環境を築く必要がある。この必要性については、誰もが首肯するところではないか。
そうであれば、ふるさと納税と同じ仕組みで、子育て重点納税(仮称)を作るのはどうだろう。子育ては大人全体の使命、社会の責務であるならば、自らの納税する住民税を子育ての実施に関わる予算にのみ充当する制度の創設はアリだと思っている。
育児も、血の繋がった子でなければならないとするのは時代遅れ。だから、使途を育児・教育に限定しつつ、その原資に厚みを持たせる仕組みを作って、大人になるまでの期間において等しく育児・教育が十全に受けられるようにすることは必須だと考える。
もちろん、子育て重点納税制度を利用した人は、そのお金が寄付金控除の対象になるようにすれば、制度利用者に特段の新たな負担は生じないこととなる。
これらの取り組みによって、社会に絶望する若者は何もしないよりは確実に減るはず。それは社会を明るくすることに繋がる。
本来は、こんなことを改めて言わなくても国が危機感を持って速やかに対応すれば足りることである。しかしながらそういう動きがない以上、代わってできそうなことを提案してみた次第。
立派なことを言うよりも、必要な援助を必要とする人に届かせることの方が大事。私はそう思っている。
暗い気持ちで日々を過ごす子どもが1人でも減るようになることを願ってやまない。
お読み頂き、ありがとうございました。
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