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要介護・要支援認定

何でも自分でできる。それは素晴らしいこと。
しかし、加齢により段々できないことが増えていく。

生活に必要なスキルの発揮が難しくなってきたら、早めに役所の福祉担当課に話を聞きに行く、或いは資料を請求することをお勧めする。これは、親だけじゃなくて、我々自身についても同様(悲しいけど、順番なんです)。

認定(要支援1~要介護5)は、認定調査→コンピュータによる一次判定→介護認定審査会による二次判定を経て決まる。

具体的には、介護サービスの必要度は、対象者のできる・できないを見て、できないことに関わる要介護認定等基準時間を積み上げる。これに認知症加算を加えて決められている(とのこと)。

この過程で、同居家族により一部代替できる部分があると、その分認定されるレベルが下がり得る。例えば、老夫婦のうち1人の歩行が困難でも、もう1人が自動車で買い物に行ける場合などである。

老人にもプライドがあって、認定調査の人の前で良い格好をしようとする例は少なくない。しかし、これは認定レベルが下がる方向になりやすい。

調査日の一点で頑張っても、日々の生活の線で頑張れないなら、それは避けるべきなのだが……。これは、人間の業として理解する他はない。

晴れて認定が下りると、何をどうするかのケアプランの策定が行われる。例えば掃除や調理、或いは買い物等を訪問スタッフに実施してもらうようにしたり、看護スタッフによる健康チェックが行われたりするようになる。

今まで全く付き合ったことがない人との関わりは、お年寄りにとってストレスが多いことでもある。でも、まだ大丈夫と言いつつ我慢を重ね、どうにもならなくなってから関わるようになるのは、よりストレスが大きい。

むしろ、早めに少しずつ関わってもらって、介護になれてもらうようにした方がQOL的に良いのではなかろうか? 母の介護を見ていてそう思う。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。