養老保険の満期が近いことに気付いた
今日は暑くなりました。5月も終盤、夏に向かっているのですからやむを得ないことかと思います。
さて、……。
今からほぼ30年前、まだバブルの余韻の残る頃のこと。私は養老保険に加入した。
保険加入当時、既にバブルははじけていた。金利もピークに比べれば下がっていたが、それでも今に比べればはるかに高かった。
当時の公定歩合(今では死語? 日本銀行が民間銀行にお金を貸し出す際に適用される金利のこと)は1.75%であった。当然のことながら、その頃に30年後の世の中がどうなっているかなんて全く想像もつかなかった。
ただ、当時あたり前のように営業職員に勧められた定期付き終身保険の更新型は損だと理解していた。それで養老保険なら入ってもいいよと言ったところ、多くの営業職員が諦めた中で一人だけ見積書を持ってきた。
その気概に感心したのとこちらも提案した手前があるのと実際損にはならないことの合わせ技で加入した。その後、たまに思い出しながらまだまだ先だと思っていた満期も、それがあと半年で到来することにさっき気付いた。
この保険契約は、長い間積立配当金はほとんどゼロのままとなった。超低金利下ではやむを得ないこと。でも、約定した満期保険金までは減額されない。なお、満期保険金は契約当時の予定利率を基に計算されている。
その点で保険会社にとっては逆ザヤで赤字になったと思われるが、これはやむを得ない。
ここで、自分が自分を対象に契約した養老保険の場合、満期で払い戻された満期保険金等から自分が払った保険料の総額と更に50万円を差し引いた残額の1/2が一時所得と見做される。
高金利時代に加入したためこれもそれなりの額となる。給与所得者の私の場合は、その分を確定申告で所得として計上する必要がある。もちろん、それで算定された課税額の納付も必要で、まるまる手元には残らない。
それでも、ある程度まとまった額の臨時収入となる。使途を考えるのだけど、家のローンの繰上げ返済は住宅ローン減税との兼ね合いもあり得策とは思えない。取りあえずキープして娘の学資にするのが現実的な落とし所だろう。
子どもがいると、そちら方面にはまだまだお金が掛かる。クルマは8年乗っているが、ディーラー営業マンの圧力にも負けず当分このままで行きたいと思う。
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