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miyajima369
空き家となった実家の雑草の攻勢にタジタジ
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さて……
実家の庭の雑草は、遠慮もなく生える。亡父が生前、日々抜いていたのだけど、抜く人がいなくなれば雑草の天下である。
母は父の生前から腰を痛めていて、長時間屈むことができない。それ故、私が帰省の度に引っこ抜いたりする等努力はしていたのだが、あっという間に手に負えなくなった。
プロに頼むようにしたのだけど、彼らは基本的に根っこをきれいに抜いてはくれない。雑草にとっては、根っこさえ残ればいくらでも再生可能である。
こうなると、まさにいたちごっことなる。
更に、母が老人ホームに入居するにいたり、普段は全く人の目が行き届かない状況になった。ますます雑草が優勢、こちらは所有者であるにもかかわらず劣勢に立たされている。
ただ、近隣にまで迷惑を掛けることもはばかられるため、放置するわけにもいかない。季節の都度都度にプロに発注して、何とか防戦するしかない。
防草シートも貼っているのだが、固定する金具のところや塀とのわずかな隙間から顔を出してあっという間に広がっていく。
「雑草のように強く」というのは褒め言葉なのだけど、その強さに追い詰められている身には、複雑な思いが湧くのを抑えられない。
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