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ハンコ文化の行方はどうなるのか?

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さて……

昨日、以下のニュースが目に入った。

【独自】河野行革相がハンコ使用廃止を要求 「できない場合は今月中に理由を」|TBS NEWS https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4085235.html

実は相続においても、ハンコと署名は何かをする都度ついて回る。

もっとも、ハンコの場合は「記名」とセットになる場合が多い。つまり、印刷した名前にハンコを捺すだけで済む場合があるということ。

この記名捺印だと、書類の偽造が容易というデメリットもある。とはいえ、ハンコがなくなれば、他の代替手段を新たに創出しない限り署名のみということになる。

母を見ていて気付いたのだが、年を取ると書字はすごく苦手になるようだ。だから、老人の書面による意思表示が署名一択となると、それはそれでかなり厳しいな……というのが私の印象。

本人の書字が難しいのなら、代わりに行う成年後見制度が頭に浮かぶ。しかし、自分で意思表示ができる人にまで後見人を付けるものでもなかろう。

ジャストアイデアであるが、利益相反がない限りで代筆権者を法律で定めるか、代筆士(仮称)を資格として設けてその職業倫理に期待するか、或いは公証人制度を拡充して、重要書類の作成にはその立ち会いを必須として代筆を認めるか……

一方でハンコは、勝手に捺されたらどうする? の問題も確かにある。それでもハンコの取り扱いを考える際に、ただテレワークだけを念頭に置いてはならず、他に与える影響も踏まえて対応すべき問題だと考える。

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