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四十九日の法要に向けて必要なもの

今日の昼は穏やかな日の光にも恵まれ、一時ほどの寒さを感じずに済みました。でも、昨日実家まで高速道路を車で往復したので、疲労は抜け切っておりません。トータルで8時間を超えましたし。誤字脱字があったらご容赦ください。

さて、……。

昨日のご住職のお話では、人は死後7日ごとに生前の行いについて裁きを受け、それが7回行われた時にあの世での行き場所が決まるとのこと。

四十九日の法要はそれに合わせて行われるそうなのだけど、この世の7日とあの世の7日は長さが同じなのかな、という疑問はある。直後に納骨も控えていたので教えを乞う時間がなかったのは残念。

それはさておき、この世の私たちはこの法要に合わせていろいろと準備をしなければならない。

そもそもから話し始めると、人がお墓に入るのは命が失われたから。これを法律的に見ると、事件性がないかという視点を持たれる。だから、医師による死亡診断書(遺体検案書)で自然死だと診断されないと大変なことになる。

そうなると火葬許可が下りないし、火葬しなければ埋葬もできない。もっとも、大抵の場合はここで引っかかることはないと思う。

そして、墓地の管理者はこのプロセスをキチンと踏んでいるかを確認するし、個別の墓のしかるべき関係者からの申請でなければ埋葬を許可しない。この許可がないと墓の文字彫りもできない。

遺族はそういう課題を一つ一つ打ち返していく必要があるし、だから意外に時間がないのである。ゆっくり構えていると、納骨ができなくなる。

また、これに並行して、葬儀の際に頂いたご香典に対する返しの品を選び、挨拶文を添えて送付する必要がある。昨今はそういうやり取りも簡略化する傾向にはあるけれど、やはりキチンとお礼を述べたいもの。

芳名帳に住所・電話番号・郵便番号を書いていない人がいると、調べられる限りは自分で調べて補記する。だから、あなたが誰かの式に出る際には、キチンと書くようお願いしたい。

ここで、墓の文字彫りとこの挨拶状作成には、法名の文字を正確に書いて伝える必要がある。そのため、いずれもこれで良いかと細かく確認されることになる。旧字なのか異体字なのか、文字の大小等や並びの中の位置は良いか等である。

そして、当日はお布施に加えてお車料・御膳料・お寺で行う場合は会場使用料等を包み、筆(ペン)で記名しておく必要があるし、引き物も用意せねばならない。また、納骨の際にお墓に供える花やロウソク・お線香等も忘れないようにする。

基本的に、通夜・葬儀とは異なりお金も新札とされるので、こういうところもうっかりしないよう意識する。

参考にして頂ければ幸い。

なお、立派なことを上から書いているように受け取られるかも知れないけれど、実は一つ用意できなかったものがあったことを白状しておく。

お読み頂き、ありがとうございました。

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