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まずは広島サミットの無事閉幕を寿ぐ

昨日は夕方になって少し日が差してきましたが、それまでは曇り空で霧雨も降る一日でした。今日は朝からきれいに晴れましたが、思ったほど気温が上がらずに助かりました。

さて、……。

広島で3日間にわたり開催されてきたサミットも、今日で全日程が終了した。取りあえず、テロや大規模なサイバー攻撃等もなく、無事に終えられたことを寿ぎたいと思う。

サミットも、かつては自由主義陣営の先進七カ国の集まりであった。しかし、その後の時代の要請により参加メンバーが変わった。そういう中で、日本がずっとメンバーたり得ていることは、不思議なことかも知れない。

私は、今の日本に世界をリードする力が残っているのかを疑問に思っている。GDPでは中国に抜かれて3位。然るに中国はサミットメンバーではない。

自衛隊は決して弱小ではない力を持っているが、世界の中で見れば強大とも言えない。もちろん、核兵器の保有もしていない。

経済力でも軍事力でも世界の注目を集めるほどではない今の日本。結局は過去の高度成長で世界を席巻した日本の経済力の余香で参加メンバーとなっているだけではないのか、という気持ちがその根底にある。

ただ、今回のサミットではG7の首脳が平和公園で献花を行い、資料館に立ち入ったと聞く。これは歴史的に初めてのことであり、意義はあったと思う。伝聞で聞いていたであろう被爆の実相を、一部とはいえ目で見たことは大きい。

視覚による情報は、その他の情報よりも強い印象を与えるもの。数学の証明でも「図から明らかなように」と言えれば勝ちであるように、目で見ることは理解に直結するとても大切なことである。

それなりに賢い人達であるので、見たことで情報がアップデートされたことと思う。そうであるよう願いたい。

そしてまさに今も継続しているロシアの特別軍事作戦。一方当事者であるウクライナのゼレンスキー大統領が来日してバイデン大統領と会談、更なる軍事支援の約束を得た。

これも今回のサミットの成果だと考えるべきなのだろう。日本は場を提供しただけと低く見る必要はない。場の提供も、どの国でもできることではないのだから。

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