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エッセイ | #はじめて切なさを覚えた日 | #青ブラ文学部

はじめて切なさを覚えた日……

家族のこと、好きな人のこと、昔のことを思い出そうとしました。
あれも、これも、とても切なかったけれど、ここでは映画の話を書きます。

小学4年生の時、友人に誘われて初めて映画館で観た映画は『小さな恋のメロディ』でした。この日から洋画に興味を持ち始め、小学6年生、中学1年生の頃にはテレビで放送される洋画を片っ端から観るようになりました。


そして心をえぐられるほど切なかった映画に出逢います。

『禁じられた遊び』

子どもの時に観たからなのかもしれませんが、その時の何とも言えない胸の痛みは、今、こうして記事を書いていてもまた痛み出します。
常に何の前知識もなく映画を観ていたので、その内容にも衝撃を受けました。

少々ネタバレです。

戦争孤児となった5歳のポーレットはミシェル少年と出逢い、生き物が亡くなるとお墓を作るのだということを教えてもらいます。
そこから“禁じられた遊び”が始まるのです。二人はお墓作りにのめり込んでいきます。そしてどんどんそれはエスカレートしていくのです。

ダメだよ!……

そう思いながら、私はこの映画の世界にのめり込んでいきました。
自分がポーレットに、ミシェルになって一緒にお墓を作っていきました。
観ている間は実際に経験したことのないほど心は苦しく、ラストシーンではぼろぼろ泣いていました。

『禁じられた遊び』

初めて泣いた映画です。
この後、数日は何とも言えない切なさを引きずりました。

その後一度も観ていないこの映画を今観たらどんな気持ちになるのでしょう。Amazonプライムを開いては、また今度……と目を逸らしてきましたが、そろそろ観てもいい頃だな……と、記事を書きながら思っています。

有名すぎるギターの曲もとても切なく、時代を超えてもなお心に響くのです。


山根あきらさん
よろしくお願いします😊

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