春と風|危ない粉|#シロクマ文芸部
春と風でまず思い浮かぶのは、危ない粉のアイツしかいない。
雨上がりは特に恐ろしい。
ベランダの手すりやポストの上、玄関のドアノブが真っ黄色になる。こんなに危ない粉が日本中を舞っている。
今年の春一番が発表された日は、日中は外に出ないようにして、危ない粉を浴びることは免れたが、今週の強風からは逃げることができなかった。
身体中が痒い
鼻水がでる
目玉を取り出して洗いたい
危ない粉の正体はそう、スギ花粉だ。
スギ花粉が落ち着くころにはヒノキ花粉が飛びはじめる。近年ではスギよりもヒノキ花粉のほうが症状がひどくなっている。
目の痒みと鼻水はスギ花粉。ヒノキ花粉は鼻の中の粘膜が腫れあがり息苦しい。両方の鼻が詰まると窒息してしまい、こんなことで死にたくない!と踠き苦しむ。
今年もその季節がやってきたかと思うと憂鬱でしかたない。
もう何十年も花粉症と闘っているが、全く慣れることができないというのも、心の底から嫌いだ。大嫌い!
花粉のできない杉の木の開発はどうした?
その話を聞いてから何十年も過ぎているのに。
あ〜
今年も来年も、そのまた次の年も
この危ない粉に苦しむ私です。
シロクマ文芸部の企画に参加しました。
小牧幸助さん
いつもありがとうございます。
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