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『バチェロレッテ』黄皓さんとの未来 曲げられない女のいばら道

今週末はバチェロレッテの事ばかり考えていた。

宣言するのは多少恥ずかしいものの、当方バチェラーシリーズファンである。それがゆえに、本企画については放送前こそ不安があったものの、始まってみれば、個人的にはバチェラー関連シリーズ史上最高傑作と言える良コンテンツである。

現在7話、最終話目前まで視聴済みだが、ここへ来てバチェロレッテ・福田萌子氏は誰と結ばれるのが最も幸せか、否、萌子氏とその選ばれたパートナーの二人が最も幸せになれる(可能性が高い)カップリングはどちらの組み合わせか、他人事ながら真剣に考えている。

既に最終話目前という事で、候補者は二人に絞られている。この最終回に残った出演者が誰なのかまだご存じない方はここで引き返して頂きたい。


ーーーネタバレありーーー


言うまでもなく、そして粗方序盤からこの二人以外は無いだろうと予測できていたが、最終候補者は、青年実業家・黄氏と、現代画家・杉田氏である。

大手商社出身、実家も事業を経営しているが、自分でも日本で新たなビジネスを興し、コンプレックスも努力によって克服してきた黄氏は、バチェロレッテ萌子と、育った環境も両親との関係性もよく似ている。恐らく萌子氏が今まで付き合ってきた男性も、黄氏のようなビジネス志向マッチョか、ケビン君のようなアスリート志向マッチョか、いずれにせよ、自分のありたい姿に近づく為に出来うる限りの努力を日々重ねていて、積み重ねてきた努力を基盤とした成功体験によって自信を培い、自分を奮い立たせている男性だろう。もちろん萌子も同じ価値観で生きている。だからこそ、短時間でお互いを理解できたのだと思う。

更に、黄氏は女性へのエスコート、紳士的でありながら少しドキッとさせる距離感までぐっと詰めてくる口説き方まで、完璧に洗練されている。これも黄氏の長年に渡る努力の結晶だとは思うが、萌子氏が明らかにトキめいているのは表情から明らかだ。

一方で、萌子氏は黄氏の自分への愛情が「本物」なのかを、ずっと不安視している。「完璧な独身女性」バチェロレッテとして番組の看板を背負っている萌子氏には申し訳ないが、彼女はこれまであまり良い恋愛、良い男性と出会っていないのではないか、と心配になるほど彼女は番組内で頻繁に涙を流す。自分に思いを寄せる男性を落とさなくてはならない場面での涙は、相手の痛みに共感しているからこそなのだと納得できるが、比較的そういった悲しいシーン以外の「真っすぐ好きという思いを告げられるシーン」でめちゃくちゃ感激している。若干引くくらい涙を流している。彼女ほどの女性ならば男性の「好き」という台詞くらい慣れているのでは、当初は思ったが、番組が進み萌子の「曲げられない女っぷり」が要所で炸裂するのを見る度に、正直「萌子結構ふられてきてんな…」と邪推している私だ。

そして、黄氏である。個人的に私が萌子の女友達だったら「またそのタイプかよ」と言いたくなるくらい、毎度この手合いと付き合っては、要らんタイミングで(失礼!)萌子が真っすぐ過ぎる正論でタイマン吹っ掛けて、破局してきたのではないか。或いは萌子を獲得した時点で男性側が満足してしまい、一気に冷められたパターンか。いずれにせよ「これくらい上級な女には俺クラスの男でないと」くらいに考えている自信家系マッチョマインドの男子と一見相性が良いものの、永く続く関係に至るのは難しいのではないだろうか。

恐らくバチェロレッテの企画がなくても、黄氏タイプは萌子の周囲にうようよいるはずで、企画がなくても口説いてくるはずだ。これまでのバチェラーシリーズでもだいたい「もともとタイプだった女」と結ばれるパターンが多いのだが(友永氏のイメージが強過ぎるだけかもしれない)、今回こそは、旅を通じてバチェロレッテも成長し、今までは恋愛シーンで選ばなかったような男性、本企画がなければ出会えなかったような男性に惹かれていく、という姿が見たいのが視聴者の本音だ。

しかし、ここ数回のローズセレモニーで真っ先に杉田氏が呼ばれているのが、逆に黄氏の方の本命度の高さを物語っているのでは…と推察している私だ。恐らくそれぞれのローズセレモニー毎に萌子氏ははっきりとした選定軸を設定してバラを渡しており、その軸は明文化できるロジカルなものだ。その軸に最も合致するのがいつも杉田氏なので、一番最初に名前を呼んでいるのだと感じている。「萌子への愛情の真剣さ」「言葉の重さ」「デートの面白さ」「人間的魅力」など…これら全てにおいて、杉田氏が常に上位にいるものの、黄氏は萌子が半ば本気で惚れているが故に残っていることが伺える。

くー、どうなる!やっぱり黄さんなのか!キュンとしちゃってるのか!それ萌子が幸せになれないやつー!




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