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映画と本が好きで、感想を備忘録的に書いています。

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「映画館」好きに読んでほしい『キネマの神様』

原田マハ著『キネマの神様』 映画好きはもちろん、 「映画館」好きに読んでほしい小説です。  39歳独身の歩(あゆみ)は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることに。“映画の神様”が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。(文藝春秋HPから) 印象的だったのは、主人公・歩の言葉。 映画館の臨場感とは、映画

    • 【東日本大震災10年】防災を専門に学ぶ高校生たちの話

      東日本大震災から10年を迎えました。 その被災地で、防災を専門に学ぶ高校生がいることをご存じですか? それが、宮城県多賀城市にある県立多賀城高校の「災害科学科」です。 5年前に開講したばかりの〝新米〟学科で、私は開設当初から取材に当たってきました。 「こんな学校があるんだ」「うちの子どもも通わせようかな」 と、少しでも思ってもらえればと思い、ご紹介します。 ■特徴的なカリキュラム防災系の専門学科は、全国では2例目。 災害科学科の“先輩”にあたるのが、兵庫県立舞子高校

      • 「あて書き」にだまされる映画『騙し絵の牙』

        映画『騙し絵の牙』がいよいよ3月26日に公開されますね! 原作が大泉洋さんに「あて書き」された小説で話題を呼んでいますが、 原作を読んだ感想をネタバレしない程度に少しだけ… 感想を一言で言うなら、大泉洋の「あて書き」にだまされる! といったところでしょうか… 主人公は雑誌編集長の速見。 大泉さんにあて書きされたキャラクターなのに、終始ずっとどんな人間なのかが分からない。 大泉さんそのままの速水に魅力を感じてしまう一方で、 速水の胸の内がますますわからなくなり、恐

        • 『デルタの羊』を読んで

          塩田武士著『デルタの羊』 あらすじを知らずに読んだ方が絶対にいいです! 途中で「そういうことだったのか!」と良い意味でだまされます。 今作はミステリーではありません。 でも、読者の思い込みを華麗にひっくり返す著者の塩田氏の妙技にはいつも驚かされます。 映画公開中の「罪の声」や「騙し絵の牙」「歪んだ波紋」など、どれも好きな作品ばかりです。 ちなみに今作の舞台はアニメ業界(私はあまり詳しくありませんでしたが…)。 単なるお仕事ドラマにとどまらない、夢を追う全ての

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