『B P S』の本質について話します。

rikoubouです。

今回はBPSの本質についての話でになります。

はじめにですが、BPSとは日本語にすると一株当たり純資産のことで、

純資産÷発行済み株式総数で求めます。

例えば

純資産529287000000円、発行済み株式総数が92720000株だとすると、

割り算をして5708.44477998…円

となる訳です。

ちなみに今、計算したBPSは実際のシマノのものなので。

通りで分かりにくい数値ですよねw

こういった計算は多少面倒ではありますが、使ってみると他の投資家よりも一歩先へ進めるはずなので、覚えておいてください。

B P Sで分かること

BPSで具体的にどのような情報が読み取れるかというと、

企業が健全にビジネスをしているかが分かります。

ですが、純資産÷発行済み株式総数でなぜその企業が健全にビジネスをしているかが分かるの?

と思う人もいると思います。

これには訳があって、本当のBPSの使い方はその数値の推移を見て使うのです!

例えば企業aがあったとします。

その企業が利益を上げていけば、そのお金が純資産に乗ります。

つまり、健全な企業であれば純資産は毎年毎年少しずつ増えていく。

それを発行済み株式総数で割り、BPS(一株当たりの純資産)をもとめれば

こちらの数値も増えていくのです。

逆に利益を上げていっていなければ、

BPSは下がっていくという訳です。

きちんと利益が上がっていれば健全にビジネスをしている事になりますからね!

なぜ純資産の推移を使わないのか

ここで、なぜ純資産の推移を使わないのか

という疑問が出てくる人がいると思います。

ここら辺って難しいんですよね。

色々、ごちゃごちゃしてますから…

それで、どうして純資産の推移を直接使わないかというと、

株というのは、新しく発行されたり買い戻されたりするからです。

株が新しく発行されてしまうと、

純資産が増えていても、実質一株当たりの価値が下がっていたりしてしまいます。

そのような点も見通せるようにBPSを使うのです。

割安か分かるの?

BPSを使っている人の中には、

一株当たりの純資産からその株が割安か、

割高かを判断できるという人がいますが…

そこまで単純では無いんですよね。

純資産はどのようにして価値を調べているかというと簿記が使われています。

例えば企業aが1億円で10年前に土地を買ったとします。

どうでしょうか?

今もその土地は1億円で売れると言えますか?

答えは、否。日本の土地代は年々下がっているのでそんなことはありませんよね。

つまり、純資産が本当に純資産分の価値があるのかどうか分からないのです。

ですから、BPSは推移を見て使うのです。

最後に

いかがでしたか。

まとめると、

BPSでは企業が健全にビジネスをしているかが分かる指標。

しかし、割安かどうかは今の純資産が本当にその分の価値があるか分からないので判断できない。

となります。

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