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新刊が出ると買う漫画


こんにちは。暑い日はおうちで本を読むに限りますね。

オトナになるにつれ、活字・漫画に限らず本というものを読まなくなっていく人が多いかと思います。わたしもしっかりその中のひとりです。(一番本をむさぼるように読んでいたのは中学生の頃だったか…)

そんな積ん読が増えていき、本棚のスペースが無くなっていく中でも、新刊が出れば必ず買っちゃうマンガが少ないですがいくつかあるので、それをつらつら書きたいなと。(作家買いもある)


・小山愛子「舞妓さんちのまかないさん」

既刊13巻。舞妓さんが住む「屋形」とよばれるおうちの中でごはん作りを担当するキヨちゃんを中心とした日常ほのぼのマンガ。

この作品、少年サンデーで連載されてるんですよね。京都の花街をテーマにしていながらこのマッチングはすごい。

日常系なので、ひたすら美味しそうなふだんごはんと、何ということもない可愛らしいエピソードがほとんど。きっと現実には山ほどあるであろう花街のどろどろした部分はあえてオミットしてあるのが、人によってはダメかもしれないけれど、わたしはそこが好き。マンガなのだからリアリティが無く自由でも良い。

と、ここまで色々調べながら書いていると、なんとNHKでアニメ化が決定しているそうな!(たった今知った)

ティザー映像を見ただけでも期待できそうな感じ。放送日はまだ明らかになってないけれど、すんごい楽しみ。


・森薫「乙嫁語り」

既刊12巻。19世紀メイドマンガ「エマ」でも人気の森薫先生の次作。とにかく作者が好きなものを好きなように描いているのがびんびんに伝わってきて、それが気持ちがいい。

11~12巻あたりの姉妹妻のあたりとか、森せんせいのフェチが爆発しまくっていて、読んでいてたのしい。

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あと、「ナタリー」の企画で、一枚絵を下書きからトーン貼りまで固定カメラで追っかけた動画があって、これもファンにはたまんない。絵を描ける人全てを尊敬しているので、一本のペンから芸術が生まれていく様子に感動します。(あとペンのカリカリ音がASMR的に心地いい)

この動画はまだ1巻が出始めの頃なので、新刊は更に絵が進化していて素敵。まったく書き込まない作品や、デジタル作品も大好きなんですけど、先生ご自身がお元気なうちは、この執念深い手書きを続けてほしいなぁ。というファンの願望。


・入江亜季「北北西に曇と往け」

森薫先生と同じく、雑誌「ハルタ」で連載中。森先生が好きならこちらもハマると思う。

アイスランドを舞台にした、SF探偵もの。と言えばいいのかな。最新刊でもまだまだ謎がいっぱいですが、世界観が好きなので気にならず没入して読める。絵柄はいわゆる流行りのテイストではないかもしれませんが、そのオンリーワン感が好き。


・いくえみ綾「おやすみカラスまた来てね。」

いくえみ先生の作品はほぼ読んでいて、好きなのいっぱいあるんですが、現在連載中のこれを。

いくえみ作品の好きな所のひとつが、絵柄の変化。毎年のようにブラッシュアップされて、「イマっぽい」「古くない」絵柄になってってる柔軟性が好きです。

何だか既刊4巻にしてドラマ化になりそ~な気もぷんぷんするんですけど、もしなるならテレ東の深夜が良いな。九重さんは山本美月様でお願いいたします。

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・中村明日美子「王国物語」

この作品に限らず、明日美子せんせいの作品はどんなものでも出たら買う。数少ない作家買いのおひとり。

BL漫画界では、「同級生前、同級生後」で歴史が分けられてもいいんじゃないかと思うぐらいの大傑作「同級生シリーズ」も、今も形を変えて続いているし、

ギムナジウム百合マンガも連載されているし、

作画担当としてもやってらっしゃるし、

とにかく色々なところからひっぱりだこな先生。お身体だけはご自愛ください…とファンは願うのみ。


・きくち正太「あたりまえのぜひたく」

「おせん」などで有名なきくち先生ですが、本線のストーリーマンガのほうは何となく苦手でほとんど読んでなくて。そこここに感じるマッチョイズムであったり、笑えない下ネタであったり。

こちらは料理エッセイマンガなので、そういうニガテな感じをあまり感じず気楽に読めるので好きです。(たまにギョッとするような下ネタもあるけれど)

最初に紹介した「舞妓さん~」とは違って、ほとんどの料理がこんなもん再現できるかい!という次元の高いものばかりなのですが、その非現実な感じも振り切れているのでそれはそれでOK。(「美味しんぼ」的な)

おいしそ~だな~と眺めているだけで目がしあわせです。


他にも色々あるのですが、長くなったので今日はこのへんで。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。