金谷を離れて1週間たった日

「金谷はりこの帰る場所のひとつだよ」

金谷を出るときにもらったみんなからの手紙の中に、そんな言葉があった。「ひとつ」という言葉に「りこのこれからを応援しているよ」という愛情を感じる。

まだまだ理想を追いかけている途中だけど、4ヶ月という長いのか短いのかわからない時間を過ごしたまるもは私にとって「居場所」と呼びたい場所になった。

大人なのに子供みたいに楽しさを追いかけている。愛を持って優しさをくれるから、愛を持って優しさを返したくなる。そしてそれぞれの弱さという人間らしさも理解し合える。

欲張りのりこはみんなの素敵なところが欲しくてたまらなくなるけど、りこはそのままでいいよと、みんなが愛で伝えてくれた。

愛なんて言葉、これまでは恥ずかしくて使えなかったのに、まるもでの生活を振り返るにあたっては、この言葉が1番しっくりくる。

今まではこんな文章、恥ずかしくて下書きにしかできなかったな〜

いなふりへの参加を決めたのは、フリーランスになりたかったからよりも、スキルを学びたかったからよりも、「ここでの出会いが今の自分に大切なものになる」という直感だった。りこはいつも、そういう直感が冴えている。

こんな文章を書きながら涙が出る。また私は悩んでいる。悩んでいるから、こんな振り返りをしてしまう。

そんな時に思い出せる場所があるって本当に素敵で有難い。私ももっと与えられる人になりたい。また新しい一歩を踏み出す時が来た気がしている。

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