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日本にも影響か、EMAアストラゼネカ製ワクチン副反応の調査結果

【5月7日、イギリスとドイツでの適応年齢の変更について追記しました】
【4月22日、イギリス当局発表の血栓データについて追記しました】
【4月7日、イギリスでの適応変更について追記しました】
【3月30日、ドイツでの適応変更について追記しました】
【3月20日、フランスでの適応の変更について追記しました】
【3月19日、日本で起こりうる血栓症のリスクについて追記しました】

アストラゼネカ製ワクチンと血栓との因果関係についてEUの薬事当局EMAが調査を行い、その結果が先ほど発表されました。「ベネフィットがリスクを大幅に上回る」という推奨の大筋に変わりはなかったものの一抹の不安を残す発表となりました。EU各国はこの結論をもって接種再開するのか、流行状況が欧州とは異なる日本はこの結果をどう受け止め、これからアストラ製をどう使うと判断するのかが注目されます。各国メディアの質疑を含め会見を全訳してあります。欧州だけでなく、世界中のメディアが参加していましたが日本のメディアからの質疑は一切ありませんでした。(2021年3月18日)

EMA会見@3月18日17時~18時(現地時間)

われわれは「安全で効果のあるワクチンである、ワクチンは血栓とは全く関係ない」というはっきりした結論を得るに至った。

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