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2019Steamサマーセール 木っ端Vtuber男鹿梨衣子のおすすめ

1年に数度のPCゲーマー財布のひも断裂祭り。そのひとつがSteamサマーセールだ。今年もさまざまなタイトルがお求めやすい価格となり、SteamヘビーユーザーからPCゲームをはじめてみようかな?というニュービーまで多くの方の注目を集めている。

さて、こうした大型セールはそのセールの範囲の広さゆえなにを買えばよいかわからない!という方も多いようだ。ちまたにはおすすめゲームをあげるツイートや記事が並び、多くの方がこれを参考にしている。

ワタシ男鹿梨衣子もせっかく流行りのnoteとやらをはじめたのだから、おすすめ作品をあげてさらに流行に乗っていきたいとおもう。ただ定番を紹介しても他とかぶってしまうことも多いだろう。近年発売された作品に絞り紹介していこう。

超注目作が早くもお安く!『Baba Is You』

『Baba is You』 2019年3月14日発売
1,520円→1,060円(30%OFF)
https://store.steampowered.com/app/736260/Baba_Is_You/

『Baba Is You』は2019年3月に発売されたばかりの新作パズルゲームだ。はやくもセールの対象となりファンを驚かせた。

本作の特徴はプレーヤー自らがゲームのルールを書き換えパズルをクリアするそのゲームシステムだ。ステージには「BABA IS YOU(プレーヤーはBABAです)」「WALL IS STOP(壁は通過できません)」といった「〇 IS ▲」という構文で表現されたそのステージのルールが配置されており、これを押して例えば「WALL IS YOU(プレーヤーは壁です)」に入れ替えればプレーヤーの操作キャラはステージに配置された壁へ変化し、「WALL IS STOP」の構文を分割して文章を成り立たなくすれば壁がプレーヤーを阻む機能を失う。

柔軟な発想が答えを導き出すこのゲームシステムはすばらしく、これを用いて解くパズルも秀逸だ。2019年もっとも注目すべき作品であろう。お求めやすく購入できる今を逃す手はない。

広大な自然を描く『theHunter™: Call of the Wild』でハンターになれ!

『theHunter™: Call of the Wild』 2017年2月16日発売
2,050円→1,230円(40%OFF)
https://store.steampowered.com/app/518790/theHunter_Call_of_the_Wild/

『theHunter™: Call of the Wild』は広大なオープンワールドを舞台に獲物を追い、狩猟するいわゆるハンティングゲームだ。2017年発売と少し期間があるように思われるだろうが、なんと先日の2019年6月25日に日本語ローカライズが追加されたばかりだ。日本人としては今注目したい作品だろう。

プレーヤーは獲物を探し自然の中へ、60㎢超の広大なマップに足を踏み入れる。本作の作りあげた自然は非常に美しい。また音響にも力を入れており、目と耳で作り込まれた世界を堪能できる。ただ、それらはなにもゲームの見た目だけではない。プレーヤーは自然に生きる野生動物の気配を自然の中から見つけ出す必要がある。感覚を研ぎ澄ませ、目と耳で獲物を探ろう。

自然だけでなく銃の挙動もリアリスティック寄りに調整されている。重力や風の影響を考え、獲物の骨と内臓の位置を念頭に入れて狙いを定める必要がある。野生動物は非常にたくましく、銃がかすっただけではなかなか死なない。一瞬のチャンスを逃さない、ハンターのセンスが試される。非常に難しい作品であるが、だからこそ達成感はひとしおだ。ぜひハンターへの扉を開いてほしい。

インディのどぎつい魅力にあふれる『Super Ledgehop: Double Laser』

『Super Ledgehop: Double Laser』 2018年11月16日発売
100円→50円(50%OFF)
https://store.steampowered.com/app/787070/

インディゲームはヒットしたゲームや音楽など、多くのムーブメントの影響を受け広がり続けている。

『Super Ledgehop: Double Laser』はそうしたインスパイア精神をこれでもかとつぎ込み、ごちゃ混ぜにして、プレス機でぎゅっと圧縮したような見下ろし型のシューティングゲームだ。メインキャラクターに東方シリーズのパチモン(ゲームの設定がそうなっている)は出てくるし、ネットミームも出てくるし、そもそもリズムゲームと弾幕シューティングを足してしまうというイカれたアイデアがすごい。作者たちの好きなものをぜんぶつぎ込んだ。そんなゲームが本作なのだ。

作者の全部を注ぎ込んだ感じはプレイフィールにも表れる。本作はBGMのリズムに合わせて攻撃するとショットが強化されるリズムゲーム要素と、ボタン一つで敵の弾を反射、また吸収して自身のショットに変えるシステムが特徴となっている。これに弾が画面中に飛び交う弾幕シューティングが組み合わさるとどうなるか?とにかく気にすることが増える。リズムよくボタンを叩きつつ、敵から奪った弾薬の残りを考え、敵の弾を避けなければならない。忙しく濃厚なプレイが特徴なのだ。

もともと100円とめちゃくちゃ安い本作であるが、セール中は半額の50円とさらにお安くなっている。100円とは思えない超濃厚な内容をこの機会に確かめてほしい。

ゲキムズイライラ棒『PUSS!』はキリストが降臨し光るエビが爆発、子宮型のインベーダーが地球を襲う

『PUSS!』 2018年8月3日発売
999円→499円(50%OFF)
https://store.steampowered.com/app/719750/PUSS/

『PUSS!』はVaperwave文化を色濃く反映したイカれたゲームだ。もうストーリーがどこをとってもぶっ飛んでいる。真夜中に「HELP!」の文字に誘われ電子の世界に降り立った子猫チャンだったが、それは罠であった。子猫チャンは悪魔の供物に捧げられてしまう。しかし、天から降り注ぐPOW(マリオのアレ)を手に入れケルベロスを撃退。悪魔の企みを打ち砕くため旅に出た子猫ちゃんはキリストを仲間に加え、光るエビをイルカとともに倒し、ダビデ像を往復ビンタで破壊する。

とまあ、ストーリーはそんな感じだが、ゲーム本編は昔ながらのイライラ棒ゲームだ。子猫チャンを壁にぶつからないようにゴールまで導くだけである。ただ、その難易度は鬼畜だ。信じられない難易度がプレーヤーを苦しめることとなる。さらに子猫チャンはドラッグで移動せねばならず、必然的にプレーヤーの手には力が入り、結果ミスをして子猫チャンは電子の藻屑となる。チャレンジャブルなゲームを求めるあなたに是非おすすめしたいゲームだ。

Vaperwaveの音楽と、それを演出するゲーム画面がハイセンスで、めちゃくちゃにいい。イカれたストーリーとイカれた難易度を彩るイカしたBGMとグラフィックの融合にも注目してほしい。

暗黒時代のアメリカでバケモノと人間を狩れ『HUNT: Showdown』

『HUNT: Showdown』 2018年2月23日早期アクセス開始
3,300円→2,475円(25%OFF)
https://store.steampowered.com/app/594650/Hunt_Showdown/

薄汚れた闇社会。一攫千金を狙う賞金稼ぎたちは、命を賭けたゴーストハントに挑む。こんなシチュエーションにピンときた方。『HUNT: Showdown』がおすすめだ。

『HUNT: Showdown』は流行のバトルロイヤルゲームに、PvE、つまりバケモノ退治をプラスして複雑化した作品だ。2人1組のバウンティハンターとなったプレーヤーたちは、南北戦争後の荒れた南部に潜む賞金首であるバケモノを狙い、血で血を洗う戦いへと踏み出す。バケモノの首を見事持ち帰ったものには報酬が待っている。だが、ターゲットとなるバケモノは1体だけだ。行く手を阻むハンターを殺し、あるいは首を持つハンターを仕留め、自分たちだけが勝者となるのだ。

ハンターを待ち受けるのはターゲットとハンターだけではない。マップ中に蔓延るゾンビたちもまた脅威となる。中には特殊なゾンビもいて、これらの特殊能力は非常に厄介だ。もちろんプレーヤーはこれらを超えてターゲットの居場所を突き止めねばならないが、不用意に銃撃を行えば、敵ハンターに場所を気づかれてしまうかもしれない。倒さず迂回するか。銃を使うか。それとも音の小さい方法で処理するか。プレーヤーとゾンビの関係が、バトルロイヤルを熱くする。

現在早期アクセス中の本作だが、先日リリース後に実装予定のコンテンツの発表があるなど開発も佳境だ。2019年8月20日に早期アクセス終了を予告している。早期アクセス終了後は価格変更を予告しているので、早期アクセス価格が割引されたこの機会を逃さないでほしい。

※ほかに紹介するゲーム思いついたら随時追加していきます。


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