海外ボランティア参加者報告会 ~立教生が参加した海外ボランティアの話を聞いてみよう~ を開催しました!
12月に池袋・新座各キャンパスで、「海外ボランティア活動報告会 ~立教生が参加した海外ボランティアの話を聞いてみよう~」を開催しました!
新座キャンパスでは、12月13日(水)昼休みに、池袋キャンパスでは、12月15日(金) 昼休みと12月20日(水)昼休み・夕方に、各回2名の学生による報告会を行いました。
海外ボランティアに関しては、夏休み前に、活動実施団体の方から長期休み中に参加できるプログラム等について、海外での具体的な活動や費用等についてご紹介いただきましたが、今回の報告会では、夏に実際に海外ボランティアに参加した立教生から、学生目線で実際の活動の様子等、フレッシュな情報を共有していただきました。日本ではなかなか経験できないことやガイドブックには載っていないエピソード等もたくさんあり、海外ボランティアがさらに興味深く感じられる機会となりました。
~報告会での発表内容から(抜粋)~
************ 国 / 活動分野 ************
#マレーシア/難民子ども支援 #フィリピン・マレーシア/子ども支援
#ドイツ/農作業 #モンゴル/学校・施設などの補修
#スリランカ/インフラ整備 #ベトナム/児童福祉
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海外ボランティアに参加したきっかけ
はじめは留学を考えていましたが、在学中に資格を取ることを考えると、スケジュール的に難しいと判断しました。でも一度は海外に行ってみたいと諦めきれずにいた時に、たまたま海外ボランティアの説明会に参加し、これしかない!と思いました。
(フィリピン/子ども支援:コミュニティ福祉学部1年)
高校生の頃から一度はボランティア活動をしてみたいと考えていて、留学後に短期の海外プログラムを探していました。現地での活動内容をについて知った時に、私が留学していたのと同じ地域にあるとは思えない現実に驚き、私はまだ表面しか知らないと気づいて参加を決めました。
(マレーシア/子ども支援:異文化コミュニケーション学部4年)
児童福祉のボランティアに参加して
国際協力に興味があり、専攻の教育について、途上国での実践を見てみたいと思い参加しました。活動する中で、貧困や教育格差の問題は決して途上国だけにある問題ではないことに改めて気付かされたことから、帰国後は日本国内において困窮家庭の子どもたちを支援する活動を新たに始めています。
現地での経験が自身の考え方や行動の変化の原点になっていると思います。今後も視野を広く持ち、さまざまな活動に挑戦していきたいです。
(ベトナム/児童福祉:文学部2年)
スリランカでのボランティアに参加して
社会人も学生もいる約25名のチームで現地に渡り、ホームステイをしながら、道路づくり等を行いました。体力がある人もない人もお互いに声を掛け助け合いながら、道路をつくっていく時間の中で、現地の人との絆も深まり、みんながいつまでも大切にしたいと思える道が出来上がりました。実は、それまで子どもは苦手でしたが、ワークキャンプに参加してからは、学童でアルバイトをするようにまでなったことは自身の大きな変化です。少しの勇気で世界が広がること、そして人と関わることの楽しさに気づきました。
(スリランカ/インフラ整備:社会学部3年)
異文化に驚き!カルチャーショック
現地では、カルチャーショックも多々ありました。
食事では、味わったことのない辛さにビックリしたり、お湯が出ないのは当たり前で21時以降は水もでないことなど、違いに戸惑いました。
トイレットペーパーは持ち込み必須です!という地域もありました。
(マレーシア/難民子ども支援:観光学部2年・文学部3年)
ボランティア活動以外の時間の過ごし方
当然ボランティア活動を行うために参加しているわけですが、滞在中は、現地の方々と交流したり、現地の文化を体験したり、逆に日本の文化を紹介したりするプログラムもあります。
例えばモンゴルでは、草原でのゲル生活体験、民族衣装、馬頭琴、馬乳酒、乗馬…と、たくさんの文化に触れる機会がありました。
草原では、遊牧民の方が目の前で羊を…。命をいただいていることの重みやありがたさ、また日常の些細なことに感謝する貴重な経験でした。
(モンゴル/学校・施設の補修:法学部2年)
海外ボランティアに参加して感じたこと、そしてメッセージ
“当たり前が当たり前ではない”とよく言葉では聞きますが、それがどういうことなのかを、あらゆる場面で実際に身をもって経験しました。大切なのは、それらを受け入れ、違いを楽しむ気持ちだと思います。
世界にはいろんな人がいることを知り、自分で何とかする力が身につきました。
身振り手振り・単語だけでもどうにかなります。笑顔は世界共通です!! 少しの勇気が人生の大きな財産になります。興味があったら学生のうちに絶対に行くべきだと思います!
(マレーシア/難民子ども支援:観光学部2年・文学部3年)
参加者同士でお互いの国の違いを話す中で、様々な事柄に関する考え方をたくさん共有し合えた時間は、本当に有意義なものでした。ボランティアとして参加していなければ、生涯絶対経験しないようなことに触れられて、2週間という短い期間で海外の友だちができるのも一つの魅力です。いろいろな国の人が参加するタイプのプログラムに参加する場合は、英語はある程度話せた方が、楽しさは倍増すると思います。
(ドイツ/農作業:社会学部2年)
~参加者の声(抜粋)~
思い立ったらすぐ行動!何とかなる!という言葉が印象的でした。海外となると身構えてしまいますが、何とかなると思ってとりあえずやってみたいと思います。
ヨーロッパの先進国でもボランティア活動があるのが意外でした。ボランティアが終わった後もメンバーと交流があったり、普段できないような体験をしていたのがとても魅力的でした。
全国各地や海外在住の人も参加し、活動後もその人たちとの関係が続いているということ、短い中で現地の人とも他の参加者とも濃い関係を築けていることに海外ボランティアの魅力を感じ、さらに参加してみたいという気持ちが高まりました。
各団体がどのようなことを特徴にして活動を行っているのかがわかり、費用など具体的なことも聞けたので参考にしようと思います。
今回は8名の学生に報告していただきましたが、実はこの他にも2023年の夏休みに海外ボランティアに参加して、ぜひその魅力を伝えたいと名乗りを上げてくれた学生が何人もいました。
また、そういった立教生の声を別の機会にお届けできればと思います。
海外ボランティアに参加する学生の中には、初めての海外という人も毎年多くいますが、「行ってみると、案外行動できること気づきました。お金がない、英語ができない、忙しい…等できない理由探しはやめて行動あるのみだと思いました!」という声を多く聞きます。
次の長期休み(春休み)に向けて、各団体では様々なプログラムや説明会への参加者を募集されています。
詳しい内容を知りたい方はぜひご覧ください。