富士ヒル2023(ゴールドチャレンジ失敗)

はじめまして、リッキーと申します。
今年度の富士ヒルも終了し、
わたしはゴールドリング獲得に挑みましたが、失敗いたしました。
今回の経験を単なる失敗にせず次に繋げるため、
また来年以降ゴールドリングにチャレンジする方の役に立てればと、
今回の記事を作成しました。
どうぞ最後までお付き合いいただければ幸いです。

  1. 筆者、機材紹介

  2. スタート

  3. 1合目、2合目

  4. 3合目、4合目

  5. それから

  6. 感想


1. 筆者、機材紹介

筆者スペック
体重:53kg
Zwift推定FTP:270W
参考タイム
ヤビツ峠:単独29分台
Alpe du Zwift:42分台
機材
S-WORKS tarmac SL7(2021年完成車モデル)
ペダル込みでだいたい7kgでした。

2. スタート

私は今回初めて第3ウェーブの先頭方面でスタートしました。
そこで驚いたのは計測地点開始から突っ込んでいく人の多さです。
明らかにオーバーペースだと思われる人が現れたかと思うと、
その人に付いていこうと次々駆けていきます。
人の走り方にとやかく言うものでもないのでしょうが、
私は自殺行為と思いました。
上記の人たちが入賞狙いでしたらそうする必要があるのかもしれませんが、
富士山は無理する人を容赦なく削っていきます。
沢山の方がおっしゃっているようここで上げるのは得策とは思えません。
それでも人々が突っ込んでいくのは、自分だけ集団に取り残される恐怖から
だと推察します。

この恐怖を打ち払う、というよりここから先の富士ヒルコースを攻略していく最も効果的な方法は、事前に協調できるトレインを組んでおくことだと思います。
私は、14人の仲間と事前にライングループで相談しあい、先頭で引くパワーや交代時間を決めていました。
このおかげで自分たちのペースを守れば周りがどんなに突っ込んでいても安心して走れました。

3. 1合目、2合目

富士ヒルのコースとしては一番勾配が変化する区間です。
ここを周りが見知らぬ人たちばかりの集団で進もうとすると、
予想外のインターバルがかかり必要以上に踏まされレース終了する恐れ
があります。
ここが一番仲間たちでトレインを組む効果があると思います。
斜度が変化しようと、事前に決めたペース以内なので覚悟ができています。
また足もかなり近いので中切れの不安もありませんでした。

4.3合目、4合目

ここが一番の反省区間です。
厳しい2合目を乗り越え、斜度が一定になってきました。
3合目を超えるころにはそれまで吸収していった人も活性化して、
前に出ようと集団が膨らんできます。集団は高速化していました。
そうして3列になった中央列でしばらくしたとき、目の前で落車が発生しました。

私の反省ポイントはポジションの重要性を理解できていなかったことです。
中央に走ることがトラブルに対処できない危険な位置と意識し、リスク回避のため外側に逃げるべきでした。
実際同集団にいた人の記事やツイート、話を聞くと危険を察知して左か右のトレインに移っていたようです。
レース経験の乏しさがここで出てしまったと思います。

5. それから

乗り上げて転んだ後、どのくらい時間がたったのかはわかりません。
実際は1分も無かったと思いましたが、心では非常に長く感じました。
不幸中の幸いにも、体も自転車も無事でしたので走ることができました。
ただ、ここで最後の失敗をしてしまいます。
もう追いつけそうにない集団をFTP以上のパワーで追ってしまったのです。
ここでは、維持できるパワーを出しつつ、後ろからいいペースの集団が来ることを信じるべきだったと思います。
冷静になることができなかったと後悔しています。

FTP以上のパワーなど、4合目付近の標高ではまったく続かず、あとはボロボロの心肺と脚で、間に合わないと確信しながら回すのみでした。
この時間はたった10分ほどでしたが、地獄に思えました。
そのまま1時6分30秒でゴールとなりました。

6. 感想

当時はただ悔しいの一心で、それ以外考えられませんでした。
しかし時間をおいて振り返ると上記のように、もっと良い行動があったのではと考えれるようになりました。
今回は自分がこれから自転車を続けていく上でとてもいい経験になったと思います。
しかし、経験しないに越したことはない経験であるとも思っています。
今回の自分のような体験をする人が少しでも減る助けとなればうれしいです。

来年リベンジします!


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